すべてのおすすめ
罪人を眺めている
誰かの腹の中のように風のない夜
迎え火が目蓋の此方
灰に包まれた心臓のよう
ゆっくりと消えて往く
ただ罪人を眺めている
正義については微塵も語らない
なにかを殺し続ける ....
鐘を失くした鐘楼の
倒れ伏した影が黄昏に届くころ
わたしは来てそっと影を重ねる
深まりも薄れもせずに影は
その姿を変えなかった
わたしは鐘
貝のように固く閉じ
自らの響きに戦慄いている
 ....
たこさんのただのみきやさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛や情けを書けば良いそれは君らの仕事だから- ただのみ ...自由詩13*18-4-18
鐘楼- ただのみ ...自由詩13+*18-4-7

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する