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その瞳
若葉を追いかけ
揺れていた
琥珀に映る
車窓の眺め
セロファンを越して会いたい真実も嘘もおまえの言葉なら良い
存在が薄まるきみが遠くなるパーカーの(柄)(色)(かたち)さよなら
先生は、いヽえなんでもありません
くっき ....
蚊柱が含む陽光 梯子のよう 風に溶かした魂がゆく
残業で疲れた身に最後の仕事 貼り付いた蛾を振り払い部屋へ
雀蜂 拳と同じ大きさに驚き 子供は動きを止める
牛乳 ....
2階から猫の談義を見下ろし今夜もけむりで風向きを知る
声のない月の嘲笑をそばだてはっこう中のスープをすする
水金地火木土天海のスイッチで産まれる光の卵
チューリップの茎切り落とすきみひとり満たしきれない刑罰として
明日から黄色い花のカップにはお日様だけをそそぐと決めた
春の日と呼んでみたけど私の影はきみの影よりずっと寂しい
長す ....