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「あのっ すみません」

それは大き過ぎる声だった。朝の慌ただしい駅構内はもちろん人でいっぱいだったが、そんなに大きな声を出す人はいなかった。しかしそんなに大きな声だったにもかかわらず、振り返る ....
ーこんなところ欠けていましたっけ。

机の脚の角っこが欠けている。その人は不思議なものを見るようにその欠けた部分を見る。いつから欠けていたのだろう。机の脚の角っこが木の目に沿って少しではあるが欠け ....
また来ると残る香りとひとすじの髪ひろい上げ皿冷える朝

またいつか近いうちにと笑うきみ会えたことなし会えるコツなし

陽光に香りかすかに消え残るうつし枕に顔埋めた跡
もとこさんのブッポウソウさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
凡庸とパンク- ブッポウ ...散文(批評 ...2*20-4-22
欠けている- ブッポウ ...散文(批評 ...120-4-22
髪香る- ブッポウ ...短歌220-4-22

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