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un pastiche par moi-même
風がはしゃいでいる
カーテンが踊っている
鏡は立って居眠りしている
コントラバスは酔いつぶれている
....
l'impromptu, révisé un peu
本日の紅茶が美味くない訳は
議論がつまずいた為である
ぼくたちは相変わらず
オトナになれない
....
l'impromptu
荒れ野に
深緑色のアップライトピアノが独り
雨を浴びている
仔象が
「 葉っぱあげる 」
「 ....
医師と口論したので病室にいるのが嫌になった
リネン室に忍び込む
誰かが寝起きしている形跡があった
やむなく 病院を出ることにした
二階の小田急線直通の改札口からホームに降 ....
誰かいる様な気がして ふすまを開けた
隣の部屋は誰もいない
更に隣の部屋のふすまを開けた
そして また隣の部屋へ 隣の部屋へ
どの部屋も 同じ様な部屋だ
....
n'est plus l'impromptu, déjà
一階の角部屋を覗きに行く
カーテンのない窓から室内がよく見える
六畳の板の間の隅に
サ ....
井戸から罌粟風呂
人文男子の捩った柔毛
鮭食べ
下ネタ大サロン
良い腕だ
だから何だ
頭 電位懼れ
稽古だ 意図よ モダンかもしれない ....
めざめ また往ぬ
途上の椅子 ひとり
とほきこころ とほきねむり
ふと おぼえたる
すわるしぐさ
だれとふけはいなき
思ひ出の ....
手竿 手を引く夏の夜
蝉も戻りウクレレ
云われて ヒラメ ボラ
齒の奧の店を 波を 否定
明日の名の
半端なしこり
大樣なゴムのスプーン賣り
無我の世のラ ....