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はるか彼方の遠野のはざまー四月の光差し込む下層の底を、歩むことだけ願ううちに、今年の春は過ぎてしまった。青々とした若葉の恨めしさ。みんな、僕を置いていって、生き生きとした生気を吐いて、季節を前に進めて ....
ねぇ、明日、君がいなくなったら
世界はどうかわるんだい?
ぼくは、今、白い頁をにらみながら
ない答えを考えている
夜明けの先に
まっている、明日。
薄氷をちりばめたアパートの屋 ....
グッバイ
雲間から差し込む光が
ガラガラと大気を破壊しながら
明けて壊れてゆく
今はの極で
これまで積み上げてきたものは
皮膜のように薄くて硬質な
コンタクトレンズ
の
ように睫 ....