すべてのおすすめ
月の砂漠のベンチにも誰かが座った体温がある
明るい雨が降る砂漠一輪の誰かの薔薇になりたかった
ダイヤルが周波数を捕まえて指に伝わるピアノ・ソナタ
近くまで来たからちょっと寄ってみたア ....
塩水をときおり吐いてみたりする夜に閉じてる眼は二枚貝
塩辛いこの世を生きて行く{ルビ眼=まなこ}せめてゴーグル装着させて
全力で見てくる犬の眼ぢからはやさしく射抜くチョコレート製
目 ....
寝に入れば 夢惜しむように 響き合う
真冬の夜の 磯のさざ波
寂しさも 悲しみもない この夜に
神様を呼ぶ 神様と問う
降る雨に 宿無い猫を 気遣って
なぜ望むのか 等しくあれ ....
散り散りに
舞い散る病葉
手のひらに
我が身落とし
じっと見つめる
青いってくちにして街は海になる花びら泳ぐ彼方の岸を
まぶた濡らす緑雨は君に降りやまず海の果てに飛ぶ鳥を探す日
永遠に待ちぼうけです目を閉じて探して君の赤い夕焼け
いくたび ....
さよならを告げた記憶はないけれど自転車はもう錆びついていた
お返事を書くか書かぬか迷ってるヤギはいくぶんヒツジに似てる
降り注ぐ光のすべてうけとめるここはあまりに硝子張りです
みなぞ ....
一冊の恋愛小説読み切った部屋を満たしたアンハッピーエンド
曖昧な季節を過ごす人々は汗をかいたり寒くなかったり
白い月浮かぶ青空海のよう飛ぶ飛行機が小舟に見えた
逢いたいと願えば必然的 ....
局所的豪雨/ラブソング その間にある人知を超えた音階
ふあんふあんふあんふあんふあんふあんふあんふあんふあんふあーれ
想像上のどんなにきれいなけものよりあなたに噛み付かれたい ....
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って
雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる
部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから
....
声でなく君の姿が欲しい日に空の十五夜指で突き刺す
ギター弾くピアノも奏でるその指が昨日を歌う夜の顔して
約束の指切りよりも正直な顔をしてると指差すあなた
その指が何本あるか数えてない ....
本当に優しい人から傷ついて暮れる世界を憂う満月
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う
真夜中にそれは月だよ。グラビアの雑誌から顔あげわたしに気づく
なんもない。なんもないからコンビ二の袋を捨てずに守ってしまう
わたしだけ日焼けをしないこの夏だ twitterで ....
気休めな水に放てば金魚らはひと夏きりの命を泳ぐ
六月に不似合いなほど晴れていて昨日の雨がわたしを映す
透明な花瓶の中で紫陽花の茎の模様が屈折してる
雨か汗滴り落ちて黒く染み黒いTシャ ....
屋根裏の秘密の部屋でふたりきり禁じられた遊びをしようか
動かないで君は僕のお人形着せ替え遊びをさあ始めよう
庭に咲く色とりどりの花よりも君の奥に咲く薔薇を見せてよ
妖精を小瓶の中に閉 ....
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
白島真さんの短歌おすすめリスト
(16)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風と旅する
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そらの珊 ...
短歌
7
17-5-17
まな子
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そらの珊 ...
短歌
8*
17-2-17
短歌_8_冬
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グロタン
短歌
3*
17-1-29
紅葉
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レタス
短歌
2
16-12-4
飛ぶ鳥を探す日
-
石瀬琳々
短歌
14*
16-11-21
さよなら、自転車
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そらの珊 ...
短歌
11*
16-11-14
必然
-
夏川ゆう
短歌
2
16-11-8
局所的豪雨/ラブソング
-
初谷むい
短歌
6
16-10-29
かおるのおと_(五首)
-
もっぷ
短歌
5
16-9-25
指
-
為平 澪
短歌
4
16-9-17
本当に優しい人から傷ついて暮れる世界を憂う満月
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颯太@
短歌
3*
16-9-2
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う
-
颯太@
短歌
3*
16-8-25
こわいって呼んだこととか
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初谷むい
短歌
6
16-8-23
青いプールの昨日のさざ波
-
そらの珊 ...
短歌
12*
16-6-24
禁じられた遊び
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未有花
短歌
8*
16-3-15
夏野菜のひと
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たま
短歌
14*
14-7-23