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 こういう真新しいチェーン店のカフェにはほとんど立ち寄らないのだが、入ったのには理由があった。
 ここには、今どきのカフェには珍しく喫煙室があるから煙草が吸える。
 慣れないカウンターでコーヒーを ....
昼間なのに少し薄暗い北向きのカフェ
観葉植物の傘の下で
大きな背もたれのひじ掛けがついた椅子に深く腰掛け
背中の後ろ、ガラス窓から差し込む少しの陽射し
店内には静かにジャズ

まったく僕は ....
秋の細い雨が降る朝
毎日通る通勤路の道路脇に
今日も静かに、丁寧に置かれた小さな花束
三年
置かれる花は変わってきたけれど
変わることができないこともまだあるのだと気づく
止まってしまった ....
 久しぶりに訪ねたカフェは、何も変わっていないはずなのに、やはりどこかが少し変わっているような気がした。
 玄関を入る前にマスターと目が合うと、マスターはガラスの向こうで小さく頭を下げた。僕のことを ....
土曜日の午後
少しけだるい空気の中で
僕の前に座る女と
その後ろの大きな観葉樹
いつも小さな女の話し声が
今日はより小さく感じて
僕にはいくつかの言葉を聞き取ることができない

それな ....
葉月 祐さんの高林 光さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドトールにて- 高林 光自由詩316-11-8
彷徨いの淵- 高林 光自由詩516-11-5
鎮魂の霧雨- 高林 光自由詩516-9-25
夏の終わりに- 高林 光散文(批評 ...3*16-9-16
フィカス・ウンベラータ- 高林 光自由詩7*16-9-5

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