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内にある暴力的なものに屈して
もう自分の味方ではいられなくなって
人生を投げようと
ただ思っただけであった
自分には甘い
気休めの漢方薬とインターネット
腑抜けた鏡像
怒りの拳を振り上げ ....
話す言葉は尽きて
自棄になって木曜日
雨戸を開けて
電気ケトルで温めた ぼくは
インスタントコーヒーを淹れて
砂糖と牛乳を足して飲む
少しずつ不安が焦燥になって
ぼくの中の胃を揺する
 ....
すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
 ....
‪人たちを厭うばかりの昼頃に‬
‪俺の詩嚢に顔濯ぐほどの水もなく‬
‪愛に生きようと思ったが‬
‪邪魔するものが多すぎる‬
‪さらば死ぬかと訊かれれば‬
‪死ぬほどひどいこともなく‬
‪し ....
見放されてしまった
その先のことを考えていた
しかし恐るべき末路などなかった
マッチを擦って皿に置いた
小説を読み小説を捨て
腐った部屋のゴミの中で寝転がり
息をするたび苦しさを感じて
 ....
お前知っとるか
「殺す」
言われたとき
おのれの肉がどう弾むかを
葉月 祐さんの奥畑 梨奈枝さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い封筒にこれを書くのである- 奥畑 梨 ...自由詩718-12-12
誰もいない場所に投げられた人生を- 奥畑 梨 ...自由詩518-1-18
すべて諦めかけたときに弁当を- 奥畑 梨 ...自由詩6*17-5-10
チョコ食らい- 奥畑 梨 ...自由詩217-5-1
フェイクレザージャケット- 奥畑 梨 ...自由詩315-11-9
肺臓にアブラゼミ飼うてる気分や- 奥畑 梨 ...自由詩3*15-9-28

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