すべてのおすすめ
灰色に枯れかけた景色を
あるいてったさきを
(記憶のおくのほうで化石になってくれていた はやあしのおと)
どうしたって ぜったい壊れちゃうんだけど
あったかい秘密基地がほしくってさ
....
朝は胸元を掻きあわせる、ひとりぼっちでうす水色の空のしたあるいている、しゃべることのできない胸のうちにぶらさがるのはサナギ、だまって羽化する日をまっている。夕暮れがきた、ほれ、いくつめだろうか、折って ....
お母さんがわたしを
おなかに宿したとき
ピンクや赤や白の花が
見渡す限り一面に
あまぁくあまぁくかおって揺れる
夢をいく晩もくりかえしたよ
だから
しらべなくとも
わたしが女の ....