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朝の微睡みの中

腹の上に行儀良く座っている黒猫

薄く開けた眼の先には
彼女の瞳がある。


夢と現(うつつ)を行き来するうち

そのまま抜け出した僕の意識は

彼女 ....
座敷の鍋の中から窓越しに雲が見える。雲に隠れた月がぼんやりと
少し前の地震で己が実を揺すられ、少し味が出汁に溶け出したかもしれない。
食欲満々の座敷の客たちは鍋の火加減を気にしている。
解体前の ....
梅雨晴れの下
ビール腹を揺らし
何處に行くか?蛙一匹

ゲコゲコと鳴きながら
生ビールを求め
下戸下戸と鳴く

また、どんよりとした空の下
ゲコゲコと鳴きながら
舌なめずりして
 ....
その男
生まれたときは貧相で、猿にも似た面立ちで
決して可愛い泣き方もせず、

その男
幼児となって生意気に
おさがりは嫌だと駄々をこね

その男
友も作らず師も知らず
世話を ....
星丘涙さんの……とある蛙さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の微睡み- ……とあ ...自由詩4*17-2-10
鮟鱇の独白- ……とあ ...自由詩12*17-1-25
蛙の愉しみ- ……とあ ...自由詩316-7-27
その男_どの男- ……とあ ...自由詩716-6-22

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