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豆腐くらいの冷たさの風
味噌汁ほどの温かさのこころ
まっすぐなこの気持ち
浮かんで浮かんで消えて浮かんで
肩のちから
抜く
飛び降りた
それでもぐちゃ ....
ダイナミックな荒々しさや悲しみは
フランス喜劇に鑿ふるわれて
ひとや自然や建物は小景に繊細に描かれていく
口からこぼれる呻きや
木々が風に鳴る音や
建物がたてる静けさは
....
詩ならZER◎みたいな奴を書きたい
あのニュース番組の
ZER◎〜
みたいな奴をだ
一日の疲れを
うきうきしたものに代えてくれるような
ZER◎〜
みたいなそ ....
ふくよかな大気あり
清新な波動あり
まじめな車たち
街道の電飾
町には外灯がなかった
ライトを消せば黒
闇ではなくて黒
そこにもふくよかな大気
清新な波 ....
焦りや落胆や失望は
いろいろなことを教えてくれる
ぼくには祈りがあるのだ
澄みわたる世界があるのだ
それが有難い
親切されたり誉めてもらえば
だれでも感謝ぐらいでき ....
寺からオレンジいろの灯
今宵晴れたムーンライト
ひとりたそがれ繰り返す
こんなにも月があかるい
ちぎれ雲が水墨みたいだ
しあわせだ
冬枯れの森林公園
夜空 ....
優しさと痛みをくっつけてくれるのは
あたたかさだった
優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった
冬の光のような
さわやかな絶望と楽しげなかなしみ
太陽と地球の距離、そのあた ....
愛が溢れ出す
それはほんとうの話
切なさの正しさを調べ出す
もう受け入れて貰えなくて
干からびた脳が暴きたてる
あなたの愛の
それはほんとうの話
最愛が旅 ....
私自身、ともすると自信を失っている。
いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。
年を重ねると経験値が上がる。
その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ....
欲と不安と
孤独と人声
ああ、そう言えば
そう言えば
他のために生きていくよりも、じぶんのために生きていくほうが大切だ
そんな真実を高らかに唱えるひともいるけれど、ほ ....
トムハンクスや宮沢りえが月を見つめていたように
ぼくも夕暮れの黄色い雲のむこうに月を見つめている
昔の全米ヒットチャートをにぎわせていたバンドの映像を見つめていると
まだ汚れてない時 ....
トラックが泣いている
ひねもすのたり泣いている
何がそんなに悲しいか
雲のひかりに青ざめて
雲のひかりに汗かいて
ひねもすのたり泣いている
トラックが泣いている
....
後進国の造船所で
死しかない取引をした
墓場の樹のしたで
人質は解放された
血だらけのワイシャツ
乾かない赤い染み
錆びだらけの波止場で寝転んでいたら
日 ....
真剣に生きすぎていた
それが他人を傷つけたりもした
どうせ無名なまま死んでいくのに
そんなに頑張らなくてもいいではないか
意味などなくても
だらだらと意思もなく
....
感謝とは
じぶんの命とじぶん以外の命、その近さを
もったいないな、申し訳ないな、と感じるこころのことだ
だれもひとりでは生きられない
ひとりというか
生き物ひとつで生きる ....
ほおずきをぶら下げて
ぼくは萎れたオレンジをぶら下げて
お寺の門にひろがる空を見る
勇気を与えよう
安心を与えよう
不穏なことに慣れ親しもう
そしてみんなで自民党に ....
悲しいことなんて
気持ちやからだに従えば
気になることでもない
じぶんを大切にしなければ
他人に依存してしまう
そんな生き方を選ぶべきではない
愛なんて
....
夢は白黒で見なければならないのに
最近はカラーばっかりだ
世に溢れる色彩に
寝ているときにまで縛られているのだ
液晶だとかデジタルだとかスマホだとか
ぼくらはあいつらに溜 ....
ひきつりそうな溜め息のありかは
ぼくのなかに巣食う緊張だった
四ッ谷までを電車に揺られて
ほとんど覚えていない道程をたどる
焼きそばと皿わんたんとペリエを頼む
ここにも人 ....
そんなに貧富が気に食わないのか
得する者と得できない者だけが
ものさしか
みじめさや
許せないことはひとの心のなか
じぶんの心のなかにひとの心作る
俺たちはいっ ....
舟が港につながれている
波がゆれている
生き物の呼吸のよう
あたしは森からそれを見る
ひっきりなしの鳥の鳴き声
それがあたしの胎教
何度も生まれて
一日に何度 ....
まるでテロリストの発想
保育園落ちた、日本死ね
それに乗っかる新聞記者
まるでテロリストの発想
おれビンボー、西側死ね
どこへ行こうか
ふらふらしてる
悲 ....
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