すべてのおすすめ
朝方、目が覚めて
日常という乾いた渇望に水をやる
夜の暗闇は意図せずに
悲観的だった
動いている騎士達よ
雑踏にはヒモジイ苦痛が横たわり
果実の前に平伏していく
時折、差し込む光
....
甘美なる赤い香りは
蒼い花を征服して
空間に調和という時間を与える
香水の飛沫
ヒステリックに飛び散る夜
叫びは歌とは違う
言葉が一つ捨てられている
孤独な人は名前を持っているの ....
一直線に伸びた微粒子の放出
光りは彼方へと繋がり
藍色の権力は力強さと共に形を残す
過ぎ去る景色
そこには風がなく
過ぎ去る感情
そこには母の優しさが無い
やがて果実は実を開く
....
光りが照らされる白い葉に
運命の蒼い一筋の水が滴る
鼓動は動きを忘却し
風が南に向かって吹き始める
私は沈む
私は沈みゆく
底に溜まった感情は
肉を膠着させ
出口を求めて彷徨う
....
世界を見る視点がビジョンの定義をする
自己の赴くまま
感覚のままに生きることは快楽を伴うが
世界観の熟成には至らない
僕ら世界を見て
自分を見て
運動をしていく生物
それを人生の生き ....
平然の感情を取り戻す道程は
岩盤の鋭角の上を歩く途方も無い日常
果てに向かう鳥の群れは本能のままに羽ばたき
生物学的な運命に従う他
有力な解決策はないことを自覚する
目の前にある獲物を無 ....
愛は始まりを告げなかった
愛は終わりも告げなかった
愛は形も作らず
愛はどこにも現存しなかった
愛は幻のように思えた
愛は煌びやかな化粧をした戯言のように思えた
愛は歌のように高まる感 ....