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「何もかも無くなれ」
「ただただ死にたい」

またもメッセージが
頭にとどく

どこの誰だか知らないけれど
僕らはそれらを
共有している

受けとるメッセージに
疲れた夜 ....
孤独
個の毒
ことごとく

苦悩
愚の脳
このうえなく

恨み
うらやみ
暗闇のなか

夢想
無の相
嘘うたう

存在
その際
空ぞらしく


その ....
聞こえるはずの
ない声

感じるはずの
ない気配

帰るところのない
独りは
どんな気がする

固定される空気

空間は閉ざされ
時間はとどこおる

真夜中のキッ ....
自分らしさを
信じない

個体の差など
とるにたりない

幻想としての
自己の表象

個性の主張の
おごりと空虚さ

個人といえども
起源は同じ

始まり終わり
 ....
真っくら静けさ
無感覚の世界で
あるのはただ意識

といって
なにが意識といえるのか

胸のランプが
点灯し
あと幾ばくかの
心の鼓動

僕は透明
形もない

意 ....
春が僕を
けだるい空気へ
誘いこむ

失われた夢のように
消えてゆくのは
あおい春

夢を
夢と認識するために
毎日めざめる

夢では現実を
目覚めれば夢を
忘却す ....
リズムをとる歯
おどる舌
口びる震えて
言葉は無くて

リズムのうちに
はさむ休止符
打って休んで
消えゆくうた

眠らぬ夜は
すでに過ぎ
覚醒のまま
深みに落ちてく ....
すべては
身体感覚による

憂鬱でさえ
殺意でさえ
身体感覚

自我さえ
発語さえ
身体感覚

それらを
司るかにみえる
脳神経こそも
身体だ

つねに
身体 ....
夜は明けない
日は出ない
見えない路を
徘徊する

夢とも何とも
いえないところで
自らそこへと
入っていった

その隅っこは
暗かった
顔が闇に
埋ずもれた

そう ....
紙封筒に
足を
すべり込ませる

乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
薄っぺらな閉塞

体を覆う
紙一枚

意識なきまま
文字もなく
どこへともなく
なに ....
僕らは空に
飼われてる

バクテリアも
マウスも
ヒトを知らない

そして
ヒトもまた
何かを知らない






見得るものしか
見ていない

 ....
目隠しされてる
死への道

いきなり出会う
そのしるし

飛ぶか落ちるか
光か闇か



知らずにまたぐ
見えない線

あるいは時に
知りつつまたぐ

見えな ....
目隠しされて
見えぬもの

耳を塞がれ
幻の声

つぶれた喉での
ひとり言



説明しない
語らない

言葉はいつも
完全ではない

とはいえ沈黙に徹する
 ....
素晴
きみの声が
きこえない

素晴
きみの今は
どこにある

彼方からくる
合図の意味が
わからない

素晴
この世界では時々
確かな偶然を見る

読み取りが ....
眠りと目覚め
世界をまたぐ
よびもどし

現実は付属物
もとよりあるのは
イメージの世界

夢や想念
といえるか
実体のつかめない
その事々が
あることそのもの

 ....
無とか
宇宙とか

安易な発語は
やめておこう

理とか
存在とか

わかっているつもりでも
それらは不可説
それらは手に余る

漠然として
都合のよい言葉だからこ ....
まぶたの裏で
闇がモクモク

幼少時代の
夜のモクモク

闇が闇でない
暗がりの中

朝は遠く
眠りは祈り

黙々と進む
イニシエーション

夢中へ入る
最後の ....
オレンジ色の
小さいやつ

オレンジ色の
可愛いやつ

指のあいだで
静かに燃える

立ちのぼる
煙は天へ

プカリと浮かぶ
体の芯

こだまのように
頭の中が鳴っ ....
三人目の反存在

かろうじて
生かされて在る
名も無い生

先に立って
名を得た
二人の背を見て
一人こぼれる三人目

光を受けて
先行する者
闇を授かり
逆行する ....
暗示を拾いに
街へ出る
更新されてる
かけらを探す

見えないほころび
次元のすきま
世界の正体を
見極めたくて

街の中で
見つけたしるし
隠れた意味は
よみ取りがたく ....
つなぐことが
できない者の
孤独と生滅

たくすバトンを
持たずして


つながることを
恐れる者の
羞恥と隠遁

網の目の中
失われ


つながれている
罪ある ....
自由の匂いがする
日暮れの風
孤独の味がする
街の夜気

ひとり日と夜
時が流れる



日に光るジンロックの
背徳性
灰色の地に落ちる
北向きの窓

かつての日 ....
かくも生きづらかった
彼らの声を聞く

声さえ出せなかった
彼らの文字をたどる

文字さえ綴れなかった
彼らの沈黙を察する

自我はもはや
虫の息
消えてゆくのは
超え ....
目醒めたとき
夢は夢になる
目醒めなければ
夢は夢でない

夢と目醒めの
あいだはなに

生きてるからこそ
死を憂える
死によってはじめて
生は完全になる

生と死との
 ....
息絶えること
束の間の
蝶ちょ捕りでは
ないのだから

手にしたとたん
枯れはじめる
お花摘みでは
ないのだから

世界をきれいに
切り取るだけの
標本づくりは
もうたく ....
明けないはずの
夜が明けて
僕はまたしても
僕の一人を
夜の向こうへ
置き去りにしてきた

明けなかった夜は
もはや異次元
永久に交じわらない
平行線の世界

明けない ....
生きてるついでに
祈ってみよう

生きてるついでに
愛してみよう

生きてるついでに
笑ってみよう

生きてるついでに
学んでみよう

生きてるついでに
悩んでみよう
 ....
殺人的な空腹感
末期的な疲労感
生死も有無も
おそれのままに

自滅志向の自明性
神経系統の神秘性
自虐し自慰し
敗走する脳細胞

絶対的に絶体絶命
相対的に相思相愛
普遍 ....
眼は
閉じるためにある
闇と親しくなるように

  暗黒に潜む
  閃光

耳は
塞ぐためにある
沈黙に浸されるように

  静寂に沈む
  音声

腕は
抱えな ....
暗示を拾いに
街に出る
見えない関係性を
確かめる

あらゆるものの
在りようは
偶然的必然か
必然的偶然か

不本意ながら
隠れた欲求は
すべてが繋がっているように
 ....
ひだかたけしさんのシホ.Nさんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メッセージ- シホ.N自由詩219-10-2
孤独のうた- シホ.N自由詩919-9-6
まぼろし家族- シホ.N自由詩219-8-4
愚かな己の現れ- シホ.N自由詩119-7-4
魂のたまる場所- シホ.N自由詩219-6-11
漂う夢- シホ.N自由詩119-5-17
_消えるうた- シホ.N自由詩319-4-25
身体- シホ.N自由詩119-3-27
無機的な夜- シホ.N自由詩2*19-3-5
紙封筒- シホ.N自由詩519-2-19
空に飼われる- シホ.N自由詩119-2-5
胸騒ぎ- シホ.N自由詩118-12-4
覚悟- シホ.N自由詩318-11-7
すばる- シホ.N自由詩218-9-28
リアルよりリアリティ- シホ.N自由詩218-7-4
禁句- シホ.N自由詩318-6-22
モクモク- シホ.N自由詩318-5-31
エコー- シホ.N自由詩2*18-3-27
第三の道- シホ.N自由詩217-9-7
暗示の街- シホ.N自由詩317-8-22
不条理のひとすじ- シホ.N自由詩217-8-1
螺旋の日と夜- シホ.N自由詩717-6-28
彼らの彼方- シホ.N自由詩417-5-29
間のまま- シホ.N自由詩417-4-12
言葉取り- シホ.N自由詩417-3-6
夜の背後- シホ.N自由詩1217-2-14
ついでの人生- シホ.N自由詩517-1-18
一瞬ずつを- シホ.N自由詩216-12-13
不在の身体- シホ.N自由詩516-11-21
生まれたての詩- シホ.N自由詩516-11-7

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