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きみがいつまでもいないあなたをみているので
ぼくは一塊の埃になってしまった
埃になってもなお消えない思いで
ぼやっと燃えてしまった
きみが布巾をとりにいく
それで些細な焦げを拭きとる ....
そして言葉がのこる
かなしみ蹲り泣きわめいた疲労のあとに
抱きあい掴みあい崩れ別れた困憊のあとに
言葉がのこる、
文字からかろうじてことばのかたちをして立ち上がる
泥のようにみじめで ....
亀はよなか
光っていた
声が
それを
すべるように引き去ると
亀たちは安心して眠った
毎夜順番に ひかる亀たちを
うつしながら水は
さびしさも 涙も
持っていなかった ....
押寄せる季節の色々に
見とれながら躓いては
間違い探しの答を望んでいる
きょうはやけに枯葉が多いとおもったら
これは枯れた夢たちだ
わあ光りますね、
そうですね
影の手で触る
....
雨あがりに
かわいた体をたたせると
景色がぐんぐんかわいてしまう
夏向けの恋や音楽や食べものが似合うのっていいな
おもったりしてきたことがぜんぶ
からだのおもてにはりついて
い ....
ひだかたけしさんのはるなさんおすすめリスト
(65)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
布巾
-
はるな
自由詩
5
17-3-8
樹
-
はるな
自由詩
3
17-2-23
亀たち
-
はるな
自由詩
5
16-12-19
影の手
-
はるな
自由詩
4
16-12-19
雨あがり
-
はるな
自由詩
6
16-8-4
1
2
3
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