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闇の中宵待草の灯がともる

風薫る自慢話を聴く余裕

隣家よりハタとふ魚の御礼あり
糠雨や草も混じりてあやめ咲く

優劣の付かぬ五月の花{ルビ美=うま}し

赤き実の風に擦れ合ふさくらんぼ
雨上がり山の若葉のグラデーション

夕闇やみかんの花の香に寄する
人棲まぬ庭の切株{ルビ躑躅=つつじ}咲く

花の名を問ふてしらんと遊びけり

孫可愛い母の日あるを忘れをり
あなたと私の立ち位置に
汚れのない小川がある
近くでもなく
遠くでもなく

長い付き合いだねと
あなたは言った
私もそう思っているけれど
あなたはいつも私の中にいた

大勢のファン ....
{ルビ夫=つま}の忌や庭は若葉の森となる

子は餃子作り置きして帰りけり

野良猫も居心地の良き木陰かな 
このごろきもちが
ひきこもってる
喪失した数が多くて
容量を越えてしまったよ

他人は知らぬ間に死に
他人からその死を知るものなのか

先日突如重篤な病を告げて
暫くの間と伝え消えた ....
窓を開ければ網戸越しに
葉桜になりかけの桜が見える
ひらりとひとひら落ちて
また落ちた

落暉が迫っている空は
枝先の向こうでまだ光を失ってはいない


今日の昼間に受けた知らせに
 ....
子の贈りし藤の鉢植え花新た

桜散り人伝に知る一つの死

甘やかな薄紅窓辺のスィートピー
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた

芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする

裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
吾寄する{ルビ車座=くるまざ}対話や春の会

群れ咲ける黄のフリージア切らず置く

{ルビ韮=にら}を摘む{ルビ衣=ころも}の裾を濡らしつつ
お花見の山より臨む海の町

花と葉と混じりて咲ける山桜

見下ろせば白波のごと桜咲く
春暁や小窓の空に星光る

春遊歩二言三言のご縁かな

話し掛く菜の花畑の人形に

笊一杯ちぎる青菜の柔らかし

花桃や親交ありしひと覚ゆ
淡雪の小花と肩に落ちて消ゆ

{ルビ去年=こぞ}摘みし土手の{ルビ土筆=つくし}の{ルビ生=お}ふるらむ

{ルビ畑=はた}に生ふ{ルビ蓬=よもぎ}は{ルビ夕餉=ゆうげ}の餅となり

雨ば ....
零れ咲く古木の梅の華やげり

春浅き深山に響く瀬音かな

春泥をよけて散歩や万歩計

如何にせむ納戸に眠る{ルビ雛=ひいな}かな

老いて尚学びの春に仲間入り
高値付く伊予柑奮発して{ルビ夕餉=ゆうげ}

草刈る{ルビ漢=をとこ}畑に残す仏の座

春の日のぬくもり残る衣を畳む

スーパーの開店うれしむ四月とや
風の中凛と白梅七分咲き

とんねるを抜けて菜の花伊予街道

今年初庭一面の春の雪

曇天や部屋干し続く冬隣
今が旬夕餉は養殖寒の鰤

今朝の庭ちさきものにも雪帽子

今年初庭一面の春の雪

今朝の雪つい口ずさむ「早春賦」
踏みつけぬやう草の間の仏の座

ちらほらと薄日に映ゆる梅の花

けふ新たいちりん赤き寒椿
庭の木の余すところなく襖雪

一瞬のワイパー回るみぞれかな

庭中の裸木をわたる雀二羽

瞬間を流るる冬月惜しみけり

人中にいづる発起の巳年かな
ひだかたけしさんのけいこさんおすすめリスト(50)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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うつくしき五月- けいこ俳句1*25-5-4
夕日さす庭で- けいこ俳句1*25-4-29
紫蘭のあそび- けいこ俳句3*25-4-27
そのままの距離感- けいこ自由詩4*25-4-24
家族と野良- けいこ俳句2*25-4-23
ひきこもりの気分- けいこ自由詩5*25-4-22
窓を開ければ- けいこ自由詩2*25-4-18
五年目に咲いた花- けいこ俳句1*25-4-18
はなみずき- けいこ自由詩11*25-4-16
惜春- けいこ俳句2*25-4-12
わが町- けいこ俳句1*25-4-2
春のめざめ- けいこ俳句1*25-3-26
春のめぐみ- けいこ俳句2*25-3-17
そこまで春が- けいこ俳句2*25-3-6
春日にほっこり- けいこ俳句2*25-2-24
春は名のみの- けいこ俳句5*25-2-18
春の雪- けいこ俳句3*25-2-4
庭の花を詠む- けいこ俳句2*25-1-31
松の内- けいこ俳句2*25-1-11

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