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浮かんでいる言葉をつかみ取り
並べたり、眺めたり、呟いたり

日常が絵になり詩になる
それが、ミミズが這っているだけでも
カラスが鳴いているだけでも
おもしろい

詩を死と言ったり
 ....
何がいけないのだろう
何が咎められるのだろう

信じていればいいではないか
自分を、他人を、何かを

「これでいいのだ!」
とバカボンのパパは言い放った
これでいいのではないか

 ....
黙って手の指を見つめる
いかにも繊細すぎる指が伸びる
まるで毛細血管のよう

心も考えも何もかもが細かく
脳のシナプスのように連なる

見えない何かに怯え
聞こえない神の声もキャッチす ....
南の空に黒雲が立ち込める
殴り倒したい怒りに支配されても
沈黙し自分を責める

こころ

根底に潜む憤り
怒りが俺を蝕み
死をもたらそうとする

西の燃える空に
最期の三日月が突 ....
外は曇り空
親指の爪が伸びている
じっと見つめる

この歳になっても
相変わらずの不器用もの

若者をみて妬んだり
羨ましいと思う

雨音の予感がする
恵みの雨の予感がする

 ....
老いてゆく 病んでゆく
死んでゆく不安

冬は訪れる

それを受け入れる
受け入れつつある

全てを受け入れ
享受する

決して
諦めるわけではない

神は与え とられる
 ....
きのう書いた詩を読み返してみた
苦笑いしかできなかった

命のない言葉の羅列だった

夕べに死んで 
今朝うまれた俺よ

何を思い、どう生きる

決して振り向くまい

今日は今 ....
晩秋の日差しの中
庭先の洗濯物が
風に揺れた

わたしは黙っている

不安と静けさが同居する部屋で
神と向き合う

やがて平安に包まれるよう
愛に包まれるよう
ただ黙って待ち望む ....
星は日々生れ落ちると
あなたは言う

当たり前のように諭す

そんな日々の出来事が
とても怖くて
おそろしくて

逃げ出したくなる
逃げることはできないのに
終わりそうで
終わらない人生よ

しがみついて
よろけて 倒れても
下を向いても
終わらせたくなくて

また歩く

いつまで生きるのか
何処まで生きるのか

あきらめない
 ....
バスには乗り遅れてしまった

あこがれも置き忘れ

古びたベンチで一人

溜息をつく

それでも天を見上げて

両手を差し伸べる

なぜだろう

夢は終わったのに

と ....
柿の実がたわわに実り
コスモスが咲いている

秋の名も知らぬ花々が風に揺れる

歳を取るごとに身軽になってきた

久しぶりに家でくつろぎ
妻と共にいるが
特に話すこともない

買 ....
優しすぎて何もできないとしても

ひとを平気で傷つけるよりいい

真面目すぎて生きづらくても

それで真理にたどり着ければいい

素直すぎて損ばかりしていたとしても

それで神の御 ....
思考 飽和状態
観念世界の住人 ノイローゼ
鳩は挙動不審 ポッポ ポッポ

ハイテンションの後は
ローテンション

疲れたら コーヒータイム
揺れる世界は黙示録

ホットドックにマ ....
秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
酒を飲む

ああ旨い ああ旨いと
横になる詩人

名月が雲間から
青白く光り
ススキが風に揺れる

秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
今宵何を思 ....
あれはエロスだった
たしかに
燃える炎だった

本能が抉り出され
狂気と悪魔の虜になり

魂を食い尽くされそうになり
眠ることを忘れた

綺麗で 魅力的で
そして
やがて食べつ ....
おくびょうなこころ
ふるえる
ふるえる

いたみとかなしみ
つくろえない

とりつくろえば
道化師のようで
なぜかかなしい

わたしの居場所はない
おそろしくて
はずかしくて ....
あおい夜だと

常套句からはじまり

永遠の秋だと

月並みな言葉を放ち

考えた末に

寝転んで昼寝をした
こころに穴がある
その穴を覗くと君が見える
かわりにその穴を塞ぐ人はない
それが夫婦というものかもしれない
亀の剝製が飾ってある床の間
ゆらゆらと海面を漂い
首を一突きにされた
甲羅は磨きに磨かれている
見事な輝き

太平洋の夜は蒼い
恋するように
旅に出る
夢のスエード
抱きしめると
 ....
本棚に何冊かの聖書がある
俺は幸せになったのか
キリスト教はご利益宗教ではない
ならば洗礼を受けて
生きてきたことも良かったのだろう
ただ茨の道であったことは確かである
言葉が見当たりません
気分も沈みっぱなしで
なにを綴ったら良いか

ただもう独りでいたい
さみしいし
変わり者になってしまいますが
そう決めました
ここまで生きてきたのだから
あとは ....
描きたかった
書きたかった
真実を

リアルタイムで
発信した
俺の心を

残したかった
事実を
傷跡を

力で抑え込まれ
歪められ
夢の中に
置き忘れたエロス達よ

 ....
遠くから聞こえる
街つくり人の営みの鐘が
トッテンチ トッテン カラと
時代が終わろうとしている

過ぎし日の殺し合い
今も残る傷跡を
語り継がんと
語り継ぐ
長老の知恵は
その顔 ....
くたびれた
くたびれ果てた
夏の果て
恋も愛もくり返し
くり返して

夕立の雨音におびえたり
涙したり
蝉しぐれも
一度も聞かずに
夏は終わろうとしている

あなたは変わった
 ....
ひだかたけしさんのあおいみつるさんおすすめリスト(115)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の足音- あおいみ ...自由詩318-11-13
バカボンのパパ(時代の終わりに)- あおいみ ...自由詩318-11-13
手の指- あおいみ ...自由詩6*18-11-12
血の空- あおいみ ...自由詩4*18-11-12
書きなぐれ- あおいみ ...自由詩5*18-11-12
覚悟- あおいみ ...自由詩5*18-11-9
日々新しく- あおいみ ...自由詩4*18-11-9
沈黙- あおいみ ...自由詩3*18-11-7
星の生まれる訳- あおいみ ...自由詩6*18-11-6
生きる- あおいみ ...自由詩5*18-11-6
日没- あおいみ ...自由詩13*18-11-4
ある休日- あおいみ ...自由詩12*18-11-3
神の目的ために生きたい- あおいみ ...自由詩2*18-11-1
ハロウィンナイト- あおいみ ...自由詩2*18-10-30
詩人- あおいみ ...自由詩4*18-10-30
狂気のエロス- あおいみ ...自由詩2*18-10-27
道化師- あおいみ ...自由詩5*18-10-26
無題- あおいみ ...自由詩5*18-10-25
心の穴- あおいみ ...自由詩3*18-10-24
きらきらと少年- あおいみ ...自由詩2*18-10-22
イエスを信じて- あおいみ ...自由詩2*18-10-21
神無月- あおいみ ...自由詩8*18-10-21
真夏の夜が明けるまで- あおいみ ...自由詩1*18-9-2
時代の終わり- あおいみ ...自由詩2*18-9-1
生還した夏- あおいみ ...自由詩6*18-8-26

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