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ひとり
空を見上げているのは
雑踏の中私だけだったから
やっぱり
一人ぼっちなんだと思ったのよ
それはBBQをしている河川敷の人たちを
一人橋の上から見つめている
ようなそんなもの
....
懐かしい星を誰と指したか
老いた母に訊くと、うんうんと不明瞭に頷いている
分からないまま過ぎていく時間が過去をぼやかしていき
だんだんと星の色が落ちていく
ひとつ星を指した幼さを忘れてか
....
変えようのない過去を振り返らない事はない
ある日突然思い出し、ああ、と声を出し茫然とするだろう
自責に頭をも抱えるかもしれない
罰された思い出とともに蘇ったり
何者にも知られない秘匿として隠し ....
あわただしい厨房からようやく出てきたカキフライを
口蓋を火傷しながら詰め込み食べ
待たされた客はそれでいて味が分かった顔で頷きながら
口ぎたない罵倒もついでに口から飛び出して
熱々の油に浴 ....
{ルビ彼=か}の色は何色か
問われた時にパッと浮かんだ太陽の色
光輪を背負い照っている
強烈な太陽は影を濃くするが
光は
陰に湿っている者共のため
柔らかな陽ざしを持ち影を薄くする
....
現実に哀れまれている人を見よ
彼らはいかにも自由そうではないか
その言論を封鎖されもせず
気にせず何もかもを取り払った楽園にいる
この世界はどうだ
いったいどうなっているって
誰が答え ....
【10/24】
スマホを眺めながら犬の診察を待っていた
出てきた先生は犬は死んだと言って
ああ、そうなんだなと思っただけで
可愛がっていたはずなのに
犬は気難しかったから
私に懐かなかった ....
fujisawanorioさんの這 いずるさんおすすめリスト
(7)
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上から見てる
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這 いず ...
自由詩
2
16-11-8
星を指した日
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這 いず ...
自由詩
4
16-10-29
_罰と恩赦
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這 いず ...
自由詩
3*
16-3-4
加工肉自動人形
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這 いず ...
自由詩
8*
16-2-20
五つの音
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這 いず ...
自由詩
4
16-2-13
円状の王国
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這 いず ...
自由詩
4
16-1-16
路傍の一生
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這 いず ...
自由詩
2*
15-11-2
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