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私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
私としてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私にどうして姿があるのか
多分 ....
木香薔薇がゆるされるほどの塀にアーチ、
くぐってドアを叩くが 大きな洋館
やっとわれに返って呼び鈴だと気づいた
鳴らすが、待っても静かなままだった

身なりは精一杯に整えている
精一杯だっ ....
駅にゆく道すがら
こどもがしゃがんで俯いている
俯いた背中が震えている
泣いているのだとわかった

道行く人を視ていると
みな邪魔そうに避けていく
なかには蹴とばす真似をして
薄ら笑っ ....
チーズオムレツさんのもっぷさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
梢が春となる頃に_(「すみれ」習作として)- もっぷ自由詩1016-1-11
木香薔薇の洋館- もっぷ自由詩416-1-9
ふゆのこども- もっぷ自由詩11*16-1-8

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