流れ込むように
止まれない足元は
回転する音を
通り過ぎた重みを含ませながら
響かせている
夏に
焼ける
アスファルトが靴底を溶かしている
積みあがる積木の街
冷めないままで
....
電 車 待 ち 君 が 乗 る の は 何 両 目
君 の 人 カ バ ン ぶ ら り と あ く び 顔
煙 草 に は 縁 が 無 い の と 火 を か く す
無 視 を ....
ショーウィンドウに陳列されている
マシンガンの前にくると
少女はいつも立ち止まり
その色や形に
うっとりする
名前も聞いたことのない国で
戦いが始まった
と、今朝ニュースで言 ....
はじめてがいなくなってこまってます
なにしろそんなことは
はじめてで
自転車がなくなったら
あの公園がきゅうに遠く感じてさみしくなったみたいに
もしも神様がいなかったらどうしよう
....
原形は不動 そして現在見ている物も不動 『ものかけ』
譬え立体に見えたとしても動く事はない
ところがそこに入り込む永遠
を構成する細切れの時間が空間を掻き混ぜる
歪曲
確 叶 ....
六月十日『アオゾラ・Keep』
梅雨明けて。失語の雨ぞ、降る。
つぶつぶの「神を噛んで」応える水よ
テロリズムのエーテル。生きていたい
虹のように犬のように、平 ....
ポンジュースが出るという噂と、狂おしいほどいつも通りの日々。例えば、そんな愛媛で風景している校庭が、東京の夕暮れの向こうにある。午後、水飲み場で、挨拶は永遠にすれ違っていく。す ....
1.エスパー(もしくは君)
エスパーも、変わらない。ただ気づいてしまうというだけで、同じように揺れ動いて、俯して、辛うじて立ち上がる。忘れてしまおうとしては、切れ端に、文字。読めないけれどつ ....
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