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この街道を行くと
4人の詩人の墓参りができる
八木重吉
寺山修司
森本幸夫
瀬沼孝彰
の4人だ
一昨年頃までよくバイクで
墓参りをしたのだが
....
帰ること
帰郷すること
ができたら
なんていいだろう
北海道でも
沖縄でも
もッと近くても
かえるところがるなんてしあわせだ
ぼくには ....
さみしくないなんて人はいない
哺乳類人類なら知っている
口に出していわないだけだ
言ったって仕方ない どうにもならない
人類は壊れた機械のようにさ ....
声をかけるというのが
悪いことではないことを
あなたはぼくに教えてくれた
ぼくは人によく声をかけるのだ
話し相手とすこしでも親しくなりたくて
内心 ....
きょうはぼくの誕生日
62歳になった 年齢はワープする
きのうまで27歳 パリのカルチェラタンを歩いていたのに
きょう ぼくのスニーカーは田舎道の ....
谷川俊太郎さんと酒を飲んだ
谷川さんが酒を飲むとは知らなかった
鶯谷ではない近くの酒場だった
朗読会か出版記念会のかえりだった
何度か同席したこと ....
艸がなびく
馬がいななく
大学祭は多摩キャンパスの曇り空
お汁粉が食べたくて 小遣いもらって
スニーカーでいってきた
スニーカー・ブルース ....
海へ帰りたい
だが帰れない
一滴の紙魚を
書籍に落としてしまったように
名刺を裏返すと虫がいるように
人の裏側にも虫はいる*
母は書道の師範だが
いまはグレゴール・ザムザのように
変身している
虫は口が効けない
母はいも虫のように這ってくる ....
ふかあいトンネルを潜りぬけて地層を下る
ちいさな貝殻の明かり
耳の荒野
雨もふらない砂漠地帯だ
草もはえない
さらさらとさらさらと画用紙のように
チリもたたず 砂嵐も ....
SONYの
小型スピーカー
の横に
ちいさな木の鉢を置いた
卓上から溢れて
ROCK
マニック・ストリート・プリチャーズ
をかけると
木 ....