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垂直に伸びる細長い雲の
先端に触れるくらいの偉業を
永遠の少女は
軽々と成しとげる
山にとって葉は髪の毛で
紅葉づくしの山は冬になると
すっかり寂しくなってしまう
炎がもっとも燃える時
....
色のついた反射ガラスは
町をリアリスティックに映していた
赤い建設機械がガラスの中では
錆びているように見えた
工事現場の入り口で
監督がパイプ椅子にだらしなく座っていた
きっと彼は強いの ....
玄関のドアを開けると雨の音がした
アスファルトは濡れていなかった
中空を見ても降っているものはない
存在しない雨を不思議がっていると
中空の先に樹木があり
葉が風に吹かれ擦れていて
この音 ....
刈り取られた田に
残された稲がある
穂を失くした稲が
何行何列にもなって
整列している
同じ背丈をした
穂を失くした稲たち
穂を支えてきた
立派な茎たち
彼らもまた変化し ....
こたきひろしさんのmmnktさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
全ての選択は
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mmnkt
自由詩
2*
19-12-25
ガラスの中の町
-
mmnkt
自由詩
3
19-11-25
葉が擦れて雨の音あり
-
mmnkt
自由詩
2
19-11-24
残された稲
-
mmnkt
自由詩
3
19-11-21
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