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暗く湿った歩道
街灯の灯りに照らされて
所在無げな影が時折長く伸びる
ゴム底の足音は小さく
重さを感じさせない
薄暗い公園の前で
ほんの少し立ち止まる
何かが気になったのか
そ ....
公園の、古い
石を組み上げただけのベンチで
左腕をだらりと投げ出して
男が眠っている
俺には確かに
そいつは
眠っているように見えた
なんなら
幸せな夢の中に居るみたいに
一 ....
特にこれといって上手く続けられる仕事もなく、思い出したように働いては数日後には辞めている俺たちにとって、のんびりとしけこめるモーテルなんかあるわけもなく、だから俺たちはいつでもなんとかガソリン代だけを ....
蜥蜴が乾涸びて鮮やかな炭になってた、それは現実に路上で起きたことだった、だが俺は、どうしてもそれが真実だと信じられなかった、時に真実はあまりにも単調で、ウンザリするほど単調に過ぎる、踏みつぶせばそ ....
どうにも目がさえて眠れないので
今日の夢をゴミ箱に捨てました
今日の夢は泣いていましたが
何も言わずにゴミ箱に蓋をしました
ひとは残酷ないきものです
ティン・マシーンを聴いていてふと
....
冴えない中年サラリーマンが、仕事帰りの屋台で誰に聞かせるともなく呟いている愚痴みたいな雨が、途切れることなく朝から降り続いた夏の夜だった。じめついた空気に我慢がならなくなって、眠るのを諦めて ....
昨日の嵐で砂浜に投げ出された流木
それと
古釘を踏み抜いて駄目になった俺の靴
クラブハウスサンドイッチの奇妙な後味と
昨夜の残骸が浄化される海岸線
約束は ....
七さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時が溶ける
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
22-9-8
彼の欠片
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
22-6-26
ボロボロの壁
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
22-2-6
遺失の痣
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
20-11-22
夢を見るのは悪いことではないけれど
-
ホロウ・ ...
自由詩
12*
20-7-19
絆創膏と紙コップ
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
1*
18-9-12
間近な彼方
-
ホロウ・ ...
自由詩
10*
15-8-22
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