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水の色を眺めている

優しい
優しい
水の色

地球に生まれたことを感謝する刹那に
ぼくは水の色をチェックする
それがぼくに与えられた使命だから

 ....
最近見る花は
山茶花と残菊くらいしかない
少し寂しくなっている

梅の花までは遥かに遠い

でも 多分今年の冬には
雪の花を眺められるだろう

季節の移ろいの美しさは変わることなく
 ....
人に国籍はどこですかと問われれば
宇宙人と応えるしかない
前世にはどの星に生まれたのはわからないし
来世もどの星に生まれるのかもわからない

民族とか宗教の境界線は
ぼくの中で消化されてい ....
甘やかな
旋律のピアニストは
何時までも恋という幻想に抱かれていた

その指先の爪は何処までもピンクに輝き
甘い囁きは
彼女を魅了した

そして
彼は応えた
ぼくは孤独を埋めること ....
生まれた哀しみを与えてくれた
おかあさん

ぼくはいずれ死の苦しみを味わなければならない
なぜ、生まれたことを祝うのだろう
生まれたことは死に繋がるのだから

できることなら
意識のな ....
中国から紛れて移入された
希少な巨大魚が江戸川で釣れると読んだのは
遥か昔の中学生のころ

再発した想いが頭をよぎった
体長170㎝
重量50㎏の大魚が東京の街中を泳ぎまわる
ぼくとほぼ ....
想いで仰ぐ冬の空 恋か愛だかわからない
夕映えのグラデーションが静かに消えてゆく
後に残ったのは
鋼色の冷たい空だった

昴が昇り
オリオンがアンドロメダを追いかけて
シリウスは白く笑った

北斗の斧 ....
深い森の中で
寂しいかい?
と聞くと
彼は寂しくないと答え

広い原野にたたずむ彼に
楽しいかい?
と聞くと
彼は震えた声で
孤独だとつぶやく

彼に問いただしても
明るい答え ....
チキンサラダと
チーズトーストをなんとなく
頬張りながら
冷めた珈琲を啜り
永遠に続くフライトを待つ

くたびれたコートに包まれ
鉛色の雲に閉ざされている
ドゴール空港

混沌とし ....
片貝を手にとり
なみだひとしずく
青空の果てまで
瞳を焼き尽くす
柔肌の
紅色地図に
映りゆく
海図をたどり
明日を占う

龍を彫り
戻ることない
寂しさを
背に刻み
街角歩く

悪戯に
彫りゆく
痛みに
母は啼きゆき
後悔を知る
 ....
ぼくは錬金術師のように
黄金を創ろうと必死になっていた
銅に銀と錫に亜鉛を混ぜて
ローズマリー・パセリ・タイム・セージを加え
そして 少量の胡椒とカルダモン

青い炎で炙れば
黄金色の合 ....
晩秋の黄昏に
チェロの響きが肩に渦巻いて
痩せた胸を抱き包む

明日の朝は
この曲を聴きながら
ベーコンエッグとトーストにイチゴジャム
そして濃いめの珈琲を啜る

そのバロックは
 ....
久々の早帰りに
電話の向こうで
妻が文句をいう
冷凍庫は貴方が
イッパイにした
妻の激流止まず
僕に記憶はない
何ということだ

酔った勢いから
楽天市場の散歩
記憶に無かった
 ....
徹夜明けで深い眠りのはずが
妻の巨大な鼾に起こされた
鬼の居ぬ間の洗濯…
そんな言葉が鼻先をよぎる
買い物ブギなぼくは
一日のうち5%程度はスーパーで過ごしたいのだけれど
鉄拳宰相はそれを ....
空の色が無くなり
銀盆のような
アルミニウムの月が昇っていた
少し戸惑いながら
東の空を眺めていたら
雲霞のような
鳥の群れが
北の方角を目指している
不思議ではないのだけれど
ぼく ....
バロックの符号は今も新しく
私を魅了する
彼と私には何の関係もないのに
私は彼に魅了され続けている

彼は神という存在を啓示した

私は仏という人間に指をさす

交わることはあるのだ ....
湯豆腐の季節がやって来た
鍋を挟んで
小学校以来のお前の顔が
ようやく和らいできた

俺は少し安心した

話す言葉はすべて昔の想い出ばかり
繰り返し
繰り返し
語りながらも飽くこと ....
波間を縫うように
飛んでゆくトビウオになれたなら
ぼくはどんなに幸せだろう
七海を越えてゆく君たちの喜びが
ぼくを透明にしてゆくんだ
やがては鳥に進化してゆく君たちと
ぼくは一緒になり
 ....
うちのカレーライスはどうも美味しくない
横丁を曲がる瞬間に匂うカレーが誘う
どんな奥さんが作っているのだろう

どんなルーを使い
タマネギをどれだけ炒め
出汁は鶏ガラと鰹節にアゴ出汁だろう ....
夜に濡れたサックスの音色を聴けば
漆黒の街に出かけたくなった
その交差点は左だけが何時も赤だったので
曲がった事はない

カチカチと聞こえる音が脈拍と呼応したので
信号無視をして左に歩いた ....
天国の階段を昇り
ノックをすると
やがて現れた番人のような
存在は真っ白輝いていた

影は何処にもない
直観は脳髄に走った

来てはいけない世界

案内を受けて
入った神殿には
 ....
酸性ガスと
アルカリガスの
満ちた路を彼らは
サイレンの響きに誘われながら
長い行列をなして
飽くこともなく歩き続ける

彼らに与えられるのは
社員食堂の定食の喜びだった
昨日はデミ ....
ゆらり ゆらゆらと
泳ぐ魚たちは
英霊たちとともに深海を彷徨い
拠り所をさがしていた

命の点滅をさがしながら
大きく口を開いては
暗い海底を彷徨う

彼らは決して浮上することなく
 ....
上水の川のほとりの桜水食堂
銀だらの照焼の匂いがする厨房から出てきた
おかっぱ頭の彼女は紅い鼻緒の下駄を鳴らし
橋のたもとのオレンヂ色の街灯を灯す

近くの洋館に咲くタイサンボクが薫る街の角 ....
あの路地を曲がれば
糸杉の垣根がみえてくる
トマトを見つめる匂いのなかで
ぼくは牛乳を買ってくるのを忘れた
たどった路を戻りながら
牛乳 牛乳とつぶやいた

こんな時間に牛乳屋はやっ ....
もろみの薫り漂う街に住んだことがあった
二両編成の電車が走る街

午前2時に仕事を終えて
少しアンモニア臭い
チャルメラを食べる儀式が日課だった
あらゆる生物は眠りにつき
ぼくとチャルメ ....
冬の紅い薔薇をみてみたい
いままでの悲哀を忘れるために

仕事の辛さ
部下の辛さを忘れるために

止めどなく時計が秒針を進め
ぼくらはついてゆけない
どうしたら良いのか
蝙蝠に聴 ....
媒体さんのレタスさんおすすめリスト(99)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
透明になる- レタス自由詩1*15-11-30
冬の花- レタス自由詩115-11-30
国籍- レタス自由詩115-11-30
或る亡命者- レタス自由詩5*15-11-28
- レタス自由詩515-11-28
アオウオ釣り- レタス自由詩415-11-28
青い冬- レタス俳句115-11-27
星巡り- レタス自由詩215-11-27
スノーマン- レタス自由詩6*15-11-27
旅の果て- レタス自由詩115-11-27
浜辺- レタス俳句215-11-26
太陽- レタス俳句215-11-26
刺青- レタス短歌215-11-26
審判- レタス自由詩315-11-26
Bに捧げる朝食- レタス自由詩715-11-26
冷凍庫- レタス自由詩6*15-11-26
サーモン宰相- レタス自由詩315-11-25
透明になった空- レタス自由詩715-11-24
旋律- レタス自由詩215-11-22
晩秋の夜に- レタス自由詩315-11-22
波濤の彼方- レタス自由詩615-11-20
夕暮れの街角- レタス自由詩315-11-20
時計の森- レタス自由詩115-11-20
審判- レタス自由詩215-11-19
化学工場- レタス自由詩315-11-18
深海- レタス自由詩115-11-18
- レタス自由詩6*15-11-17
ジョバンニ幻想- レタス自由詩415-11-17
錆びた街- レタス自由詩415-11-17
明日- レタス自由詩2*15-11-16

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