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夜空を 見上げる
天井に一等星が引っかかってる
彼は落ちたいのだ きっと
朗らかな陽が 差す体育館
バッシュのスキール音と共に
滝壺へと 投げ込まれたいのだ きっと
空の境界がない ....
のぼせた様相なのに
熟れていないとは何故に?
オドリクルウ日々
苦しそうで涙さえ浮かべるのに
未だ爆ぜないとは何故に?
セマリクルウ日々
腹を壊すと知っているのに
コーヒーをたら ....
屋根裏で音がする
目玉焼きの
黄身に僕が2人 あれ?
やっと二黄卵だと気付いたのは
陽がつむじ を叩く頃
こんこん、と
ノックすることの 恐怖
ひよこが顔を出したなら
招かれざ ....
黒電話の尻尾に
ボールペンを巻き付け欠伸
落ちた文字
を掬う気もなかった
引っ掻かれた痕、は
途端喋り出した
絵のない額縁
のようなホテルの窓
ひた、と
冷たい壁に頬擦りし
小 ....