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  ――その信念が彼の妄想を厳粛なものにし、
    ぼくにとって真実と同じくらい印象的で興味ぶかいものにしています
                メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』

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こんな歌はいかがでしょうかともってきたのが鍋のうた
お湯をたっぷりいれてから強火で強気にあっためて
ふたをおいたらあたふたと歌いだすのが鍋のふた
ぶくぶくいってる熱湯にあおられまくりのパッシ ....
死んでも旬でいるために
生はどんよくに波をかく
波うつことで脈ありと
信じていけるその日まで
脈動はきざまれた
きざまれてわかたれた
脈動はわかたれた
わかたれてきざまれた
わたしとあ ....
異端シャレ問の黒い影がついにオラの詩にも忍びよって喉元を強くおさえつけた。
・・・・・・しゃ、しゃ、しゃれべない、とようやくオラはどうにか自白すた
シャレべないとはいかにも結構な苦しまぎれの抗 ....
低いおつむの先を数理でとがらせて

干上がる塔から神を更地と解しても

こころを遥かな官能の山へとつなげ

しづもりの海へといざなう神は源泉
しぼ虫はしぼんでしぼんでしぼみつくして
しょんぼり虫とであえたころには四月の宵
単四電池にまきついてだきついてころがり
ベッドの下にまで旅にでたらわすれられて
からっぽのリモコンの席にほこりが ....
河原で石をひろう人たち

   貴方に触れない私なら 無いのと同じだから
                鬼束ちひろ『流星群』

蔵王の河原で石をひろう神の子たちがいる
名もない石に名前を ....

にもうすぐ会えるところまで来た角で、
 呼びとめたのは、

だったから、
 ふり返って思わず

をだしてしまった
 平熱からの逸脱線、
超え
たのはいつだったのかと、
  ....
これから星めぐりのしらべはもっとよくなることだろう、
   それよりもすばらしいのはわたしのなきがらが蟻にはこばれること

そこでながされる血は路ぼうのおくちをたびするだろう、
   はじめて ....
見よ、この一行をわが蠕動にかたどる背景として魂の炎はやおら踊る うたうたに見おくられながら、おとこはあたらしい歌をひきつれて旅をした。
うたうたは酒に似ていた。せかいを光の波紋でにじませて、あまく匂ういきをはいた。
波うちぎわでは、松のぎょうれつが盤根をもちあ ....
1、

たおれたままの若い病身に 全身全霊をかたむけて
詩神の秒針がかさなるとき もはや時刻は総毛だつ
純白の牡牛に身をかえて 四つ足のステップで誘惑し
美貌のエウロペをさらっていった 伝説 ....
下半と上半をつなぎとめているのは腰の骨
(やれやれ腰がついに口をききはじめた)
つまりは天と地の神聖なむすび目も腰にある
(口をひらけば不自然な違和感もおきてくる)
神がつかわすロープは言葉と ....
レタスさんの菊西 夕座さんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の影- 菊西 夕 ...自由詩2*24-11-4
3時間のパッシブドライブ- 菊西 夕 ...自由詩3*24-9-7
死んでも旬でいるために- 菊西 夕 ...自由詩6*24-6-22
異端シャレ問- 菊西 夕 ...自由詩4*24-5-19
干上がりの陸知で海を説くべからず- 菊西 夕 ...自由詩2*24-5-5
しぼ虫- 菊西 夕 ...自由詩7*24-4-6
河原で石をひろう人たち- 菊西 夕 ...自由詩5*24-3-10
頭が煮つまったときにこころみる詩薬- 菊西 夕 ...自由詩5*24-3-2
再生_―空洞という名の根のしらべ―- 菊西 夕 ...自由詩3*24-2-18
一凝視のこころみ- 菊西 夕 ...自由詩424-1-6
ムードで抱きすくめて- 菊西 夕 ...自由詩4*24-1-4
肌で生きるエウロペ- 菊西 夕 ...自由詩4*23-12-29
腰痛の懐妊とそれをすこしでも緩和するための詩- 菊西 夕 ...自由詩9*23-11-5

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