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宙にむかい
腕を伸ばし
体から跳び立とうとする
ちいさなあなた
さいわいよ
森を下る
雨粒は
木々の隙から落ち
葉を伝い
流れ集い
地をじっと濁す
私は抗いたい
貪り尽くしたい
見上げても
どうともならない
午後五時に
叛心は
裂かれた潮の ....
山のように険しい丘を登って仕事に通っている。
いろんなことを考えながら登る登るわらわらと黒い心を吐き出しながら機関車のように汽船のように人から嫌われようと人に諌められようと私は私人生は詩は誰のも ....
小さな毎日
小さな出来事
日々無数に
繰り返される
小さな世界の
小さな偶然の中で
僕は であった
消えてしまいそうな
小さなあなたに
小さな体に
小さな寝息
ちっぽけで ....
風が強く テントを打った
毀たれるような寒さの中で
ストーブにあたった
5つの頃 寂れた駅の入口で
飴色の夕日の中で
吹きすさんだ風と
おんなじ音が聞こえてきた
目を閉じると
あの ....
炎天厳しい8月
森の木々はまっすぐと
燃える円球のような日へと
ごつごつした両手を伸ばす
枝が大事そうに抱える緑葉は
ああ 体に新しい力を抱いた
小さいお前そのものだ
それは決し ....
5月28日
黒いペンで書かれた
カレンダーのさりげない予定
几帳面な字
その翌日
あなたは
日めくりの裏のような
真っ白な予定の永遠に続く
向こう岸へと
踏み出してしまった
....
高原で野営する
鋭い冷気に
脚を震わせる
焚き火台で
爆ぜた火の粉が
ひとつ ふたつと
空へと昇り
風に流れて消えていく
魂のようだった
僕は思い出す
毀たれた幼獣の宝物や
....
引越しした
駅から2.4km
少しの不便さと
引き換えの
静かな毎日
一人部屋を持てた
妻の機嫌もいいようだし
正月
きりりとした
冷気が肌をつねる
私の心の逍遥は
駅へ ....
レタスさんのGiovanniさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五行詩_あなた
-
Giovanni
自由詩
5*
24-5-30
雨降り
-
Giovanni
自由詩
5*
24-5-29
丘を登って
-
Giovanni
自由詩
7*
24-3-3
小さな毎日
-
Giovanni
自由詩
9*
24-3-3
ひとり
-
Giovanni
自由詩
9*
23-12-26
緑葉
-
Giovanni
自由詩
11*
23-8-1
向こう岸
-
Giovanni
自由詩
13*
23-6-4
Adieu
-
Giovanni
自由詩
7*
23-4-2
跳ぶように翔ぶように
-
Giovanni
自由詩
4
23-1-4
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