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遠くから夜明けの咆哮トケイソウ

溶けゆくはアイスクリーム木陰の椅子

氷菓子まだまだだめよ母の言い

引き続く夏の星なら三角形

空梅雨のゆくえもどこか淋しげで

さらさやと青葉 ....
暑き日よわたしは果てる汝も果てる

長雨の宵に流せる涙はなく

乾く日と湿る日とに思う{ルビ変化=へんげ}のこと

庭の木が短夜にさらさらと鳴れば

眠れずに午前四時過ぎ暑き日や

 ....
帽子越し 夏空見上げる 部活動 風薫る 胸が高鳴る 運動会



校庭で 笑顔の額 玉の汗



萌えさかる 若葉の熱に 翠雨かな



公園に 紫陽花ひとつ 雨宿り



止まぬ雨 紫陽花柄の 傘開 ....
水の粒 ついたボトルを 空に向け



軽井沢 蒼い香水 身に纏う



学校の プールに輝く 飛沫舞う



水流し 青梅煌る 金だらい



公園の 土薫り立つ 青 ....
 頁{ルビ繰=く}る 手を休め{ルビ食=は}む {ルビ葛湯=くずゆ}哉


「ただいま」と 還り笑う君 雪の{ルビ冠=かん}


 降る雪と 藥罐の歌う 夜更け哉


 電飾の 眠っ ....
コーヒーを飲んで眉根を寄せる冬

隣り合う慈しみなり冬木立

手袋をなくしてひとつ溜息ついて

一人ゆく孤独は友かミソサザイ

木枯らしに問うても答えはないままで
おはようを再び言う日冬至前

鍋の具を買いに行くけれど鍋はなし

一年が再び巡り冬至来る

カーテンを閉めて迎えるクリスマス

悲劇とは名ばかりなりて真冬の日

ため息に混じる希望 ....
降り積もる雪に足元を攫われて

ジャケットの前をはだけて{ルビ寒=かん}に酔う

クリスマス迷い路のごとまた来る

北風にしかめっ面してペダル漕ぎ

猟人の夢見る果てに獣ありて

 ....
粉雪散るふと滑稽さ感じさせ

水涸るる言葉は遠き我が家ぞ

クリスマス待ち望む我は背信の徒

人形が笑いて顧みる冬の夜は

思い出の街を彩るポインセチア

新宿はクリスマス模様マネ ....
自転車のライトが照らす粉雪や

冬の夜は汚れっちまった悲しみに

冬日とて洗濯物は疾く乾き

漱石忌わがはいはまだ猫になれず

傘をさす日も遠くて傘買う冬の日

師走路の道の半ばに ....
手袋を持ってポケットに手を突っ込むの

冬空がゴッホの絵のごと渦巻いて

小雪に現実の時間が追いすがり

玄冬や一歩踏み出す勇気はなく

強風で息もできずに冬駆ける

天邪鬼綿虫と ....
初雪の山並み煙る北の峯

粉雪はぱらぱらぱらと肩に降り

初雪にまたひとたびのイリュージョン

冬ジャケットの汚れて洗濯もできず

湯冷めして体{ルビ顫=ふる}える午前午後三時

 ....
試してみても越えられないか壁があり


*
ある意味壁のないことがおかしいと思うのだけど、inkweaverはどう思う?

壁は挑戦を意味し、克服することで成長が生まれます。時には ....
 
告解の翌日はれてぬくぬくと

*

(多宗教徒國を公認している地域で生活して死んでいくための一つの考察として)

*
「多宗教徒を公認している日本で生きている多数の人は
告解とい ....
神秘色冬の月には魔力が宿り

木星とともに歩むは冬の月

冬の雨降られる前に買い出しへ

小春日の道の遠きは定めとて

白鳥は魂を乗せて夜の空へ

風邪を引き辛い時季にも幸福はあり
愚痴などは言わぬと決めて冬の月

姦しや冬寒の月は上弦で

冬ざれの野には野の想いがあり

乾かない髪に触れて確かめる冬

冬苺口にほおばる我と父

狐火を追いかけてなお過去の時
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる ....
白無垢の姉の姿や花吹雪 花の中反発しあう磁石かな 桜散る口の動きはアリガトウ 夕桜抱っこした子が重くなる 花盛り青信号に気づかない もうスグと、つぶやいている、罪と罰 重なった手は恋敵歌留多会 山眠るくちどけの良いミルクチョコ 手のひらに聖夜と書いて夢芝居 揺らしたら金平糖の降る聖樹 クリスマス女ばかりの研究所 磯貝の片恋知るや浜千鳥
レタスさんの俳句おすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つれづれと俳句- 朧月夜俳句7*24-8-2
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5*24-8-1
夏の思い出を詠む- キャサリ ...俳句2*24-6-15
初夏の熱を詠む- キャサリ ...俳句3*24-6-11
初夏を詠む- キャサリ ...俳句4*24-6-9
二月、夜- 墨晶俳句4*24-2-5
つれづれと俳句- 朧月夜俳句4*24-1-9
つれづれと俳句- 朧月夜俳句4*24-1-8
つれづれと俳句- 朧月夜俳句4*24-1-7
つれづれと俳句- 朧月夜俳句4+*24-1-6
つれづれと俳句- 朧月夜俳句3*24-1-5
つれづれと俳句- 朧月夜俳句2*24-1-4
つれづれと俳句- 朧月夜俳句2*24-1-3
2023年12月17日日曜日_壁- 足立らど ...俳句4+*23-12-17
告解の翌日はれてぬくぬくと__(多宗教徒國を公認している地域 ...- 足立らど ...俳句323-12-17
つれづれと俳句- 朧月夜俳句2*23-12-5
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5*23-12-4
つれづれと俳句- 朧月夜俳句8+*23-11-8
白無垢の姉の姿や花吹雪- 北大路京 ...俳句516-5-3
花の中反発しあう磁石かな- 北大路京 ...俳句416-5-1
桜散る口の動きはアリガトウ- 北大路京 ...俳句416-4-25
夕桜抱っこした子が重くなる- 北大路京 ...俳句316-4-23
花盛り青信号に気づかない- 北大路京 ...俳句516-4-11
哀愁- 独奏俳句216-1-12
重なった手は恋敵歌留多会- 北大路京 ...俳句416-1-9
山眠るくちどけの良いミルクチョコ- 北大路京 ...俳句415-12-28
手のひらに聖夜と書いて夢芝居- 北大路京 ...俳句515-12-18
揺らしたら金平糖の降る聖樹- 北大路京 ...俳句615-12-11
クリスマス女ばかりの研究所- 北大路京 ...俳句215-12-6
浜千鳥- つむじま ...俳句215-12-2

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