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鳥が鳴く
鳥が翔ぶ
熱く
嗄れるまで
郊外の神社で
あの頃のポーズ
丁寧なルーティン
約束のドタキャン
工場の横を過ぎた
ブックオフの横を過ぎ ....
ここは、天体の住む街だ
足音
いるのか
誰か
ここは、天体の住む街だ
ひとり
夜中になぜ
鳴くの
僕らは
たぶん絶対
コスモ
起き ....
泣いてごらん
言われなくても泣いている
目薬みたいにだらだらだらと
泣き止むことも忘れてもう
鎮まれ鎮まる
ビフォーアフターの音楽ながれる
ぼくはいまから死刑に ....
知らないよ
こんなおじさん知らないよ
ぼくは目配せしかしてやんない
しぜんとこぼれる
スマイルしか見せてやんない
どこから来たのかなんて知らないよ
ぼくはおもしろい ....
はがれないように思いを
必死になって押さえていた
ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう
いつはがれてもおかしくはなかった
時はただ過ぎていく
育まれては
壊れ ....
草ぼうぼうが美しい
荒れ放題の草むらは公園だった
ベンチに座ると膝まで草に隠れる
ゴミが見当たらない
草に隠れているのだろう
遊具に涼やかな日が当たる
ぼくはそこで ....
からはあたまだ
ことはからだだ
あなたがよろこぶから
ぼくはあなたをあいするのではない
ぼくはただ
あなたがよろこぶことをしたいだけだ
ひきさかれるようなことも ....
こころが減っていく
とめられない
思い出や
今起きていることが
それを加速してやまない
こころが減っていく
しずかに減っていく
夏が終わるように
遠 ....
あらゆる疑惑や憎しみは
頭で考えるからおこるのだ
だからからだで感じよう
それも足のうらで感じよう
遠く離れてきみを想う
生きているかも
死んでいるかも
....
いくつもの川が
ひとつの海にそそぐ
ぼくたちは
いくつもの川のようなものだ
ひとつの海にそそぐのだ
そこは罪
そこは花
罪はつぐなわれる
花はかれてしま ....
貧しさってどんなこと?
夜、お母さんがいないこと?
お金がないような気がすること?
否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?
砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ....
バスに揺られて教会に着いた
教会のそばに咲くタンポポに
虫の影が
まぼろしの縁取りのように過ぎていった
駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った
髭を生やし ....
いちめんの焼け野はらが
いちめんのべたっとした緑に
地球岩の変遷だ
ぼくらの永遠は
宇宙からみれば瞬きなだけだ
時間が0ではないだけだ
人のために祈る
中 ....
公園で自殺した
つぎのつぎの日には
痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた
夕暮れ
子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった
喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
....
熱中症の危険があるから八月のゴルフは避けられている
だから八月のゴルフは安い
よって会社の金でできない理由があるようなゴルフコンペは八月に集中する
会社の金でできないゴルフコンペには ....
苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ
ぼくの知らないところで
ぼくのいない触れ合いがかさねられていく
囚われたひと ....
始まったばかりだけど
空虚だから
苦しむのは当たり前なんだ
薬莢を使わずに眠れたら
ぼくらはどんなに楽だろう
誰にでもあるそんな引き出しを
身近におもえるようになる ....
ルールを写真に撮る
それをまた写真に撮られる
西日本一の鮨屋で待ち合わせをする
そんなのだれの舌が決めたんだ
拍手にぼくは押し出される
馴れ馴れしいざわめきがぼくを包む
....
僕等の罪は
5次元で積分され
判定される
だれが判定するのだろう
神だろうか
勝手なもんだ
僕等の罪は
5次元で積分され
判定される
だれ ....
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