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いつもの二階への階段をのぼっていたら
いつしか階段が森になっていた
のぼってゆけばゆくほど
森が深まる
樹々が茂り
鳥の声も聞こえてくる
のぼってものぼっても
いつもの二階にはなぜかいっ ....
あの日僕らは
夏をいっぱいに浴びながら歩いていた
中空を惑星のようにめぐる虹色の夏の果実を
気ままにもぎとっては
かじりながら歩いていた
ふと蝉の声が途絶えたとき
目の前に幕があらわれた
 ....
ガトさんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
階段の森- 塔野夏子自由詩11+*18-5-5
夏の至聖所- 塔野夏子自由詩11*17-7-31

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