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この夢の世界には
なんでもあるのになんでもない
必ずしもそうであるわけではない
昼の夢を見ている
四角い空に囲まれた壁を登り
垣根に生えた綿毛を吹く
君にあてた手紙を紙飛行機で飛ばした ....
もはや地上は眼下に小さく
自分の力じゃ降りれません
下降風を探すのですが
蓄えた血も尽きてきて
もう残りわずかと知ってます
高く飛べる鳥を羨ましく思ってはいたのですが
高く高く鳥を ....
興味なさそうな目
僕もたいして彼女を気にしなかった
でも
彼女
死んで
ふと
思う
葬式に行った帰り道
僕が話しかければ
彼女
死ななかったかもと
屋上からジャン ....
僕の靴墨に汚れた手を握らない
横顔ばかり見せて正面の微笑みを見せない
君
この齟齬は、僕の気持ちは
一方通行の迷路へ向かう
走り続けるジープを追いかける子供
チョコレートを欲しがり ....
顔に張り付く髪の毛を
うっとおしげにかきあげるあなた
その横顔に見とれ
私が霧ならば良いのにと
思う
その霧ならば
うっとおしげにされても
あなたに影響を与えられる存在でいれられる
....
するりと喉を通った錠剤は
簡単に意識を濁した
次々飲み続けるうち
自然とどこかが軋む感じがした
意識は浮かび
空中に放り投げ出された涙
ぽえぽえとないている
ぽえぽえとないている ....
良い薬を取り混ぜて
頭を平均化していく
世界に耐えれるように
人に耐えれるように
平均化された脳みそで
ピッキング作業をし箱にひたすら物を詰めていく
きっとその人には巨大なだれもの ....
コンビニに蛾が集まり
一人一人つまらない買い物をしていく
煌々とその姿を照らしあげる
灯りはどこから来てどこへ行くのだろう
ほとばしるエネルギーは
灯りは
なんのためにそこまで明るい
....
私の脳みそは
思い出をすぐ灰にしてしまう
灰色の味のないフォトスクリーンは
過去を形にするけど
そこには色彩も
感情も
何もないものになっている
眺めるにふさわしい鑑賞物へ
美 ....
窓を割り突き刺し差し込む光に
ほわりと光る蓮を見た
想うだけは許された範囲で済み
あなたは
夢想に出てくるはずもない常識さを纏っている
一人床の中で倒れ伏して
未だ停滞した空気の中で
....
息ができるはずもないのに
水に飛び込み 泡を纏って
そのまま底に沈んでしまった
かえりみられない寂しさよ
裏付けのない悲しさよ
私の身体よ
波の少ない底の 底の色
そんなにも ....
あなたを流した
消えた名残を惜しむのか
排水口に吸い込まれる水をじっと見てる
香り残した冷えたベッドに飛び込んで
一日中寝ていたい
あたしを救うって約束して
きっといつか迎えるって
....
溺れている
心しおれている
腐れ落ちた視界
遊びのなくなった頭の中
キシキシの頭の中
窓に見る古びた老人の顔
私の鏡に不健康な女の顔
吐き捨てられたつぶやき
昔の人 しな ....
待合室で延々流れるNHK
憂き雨
ぱらぱらと
はねる雫を
うっとおしく思い
引き網
ピチピチと
跳ねる鱗を
うっとおしく思い
けったくそ悪い匂いだと 何十年も感じて育った
実入りの悪い商売だと 何年も ....
人間は食わねばならぬ
噛み砕き、その咀嚼を、胃に流さねばならぬ
それは唯一の生き延びる方法なのだと知って
それはきっと、ずっと前から決まったことで
それでもがっくしと肩を落とし
ステ ....
ストーブはスチームを出し水が必要
飲み水を分け与える
まるで何かを育てているようだ
ストーブの火力に
寄りかかった布団がやられた
焼け焦げた端っこ
エネルギーが強く走っている
暖 ....
しゅんしゅんと音を出すヤカン
熱のこもった部屋
薬瓶をシャカシャカ振る
飲もうか飲まないか
この症状を誰に伝えよう
熱をあげている
証明できるせっかくの機会。
教えようか教えまいか
....
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚
陽光が嫌いな魚
浴びれない魚
何を思って夜の底
そこの地は冷たかろ
ここの水先案内人
ちらちら揺れる灯迷い人誘う
....
じぇいぞろさんの這 いずるさんおすすめリスト
(19)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
蛾の夢
-
這 いず ...
自由詩
5
15-5-22
飛ばされた蚊
-
這 いず ...
自由詩
3
15-5-19
花が飾られた隣の席
-
這 いず ...
自由詩
3
15-5-18
ギブミーチョコレート
-
這 いず ...
自由詩
6*
15-5-14
霧雨
-
這 いず ...
自由詩
4
15-5-3
ケミカルハッピー
-
這 いず ...
自由詩
4
15-4-23
平均的脳みそ
-
這 いず ...
自由詩
6
15-4-22
誘蛾灯
-
這 いず ...
自由詩
3
15-4-21
その情景の切り取り線
-
這 いず ...
自由詩
2
15-3-19
華さくのは夢
-
這 いず ...
自由詩
3
15-2-25
溺れの海
-
這 いず ...
自由詩
4
15-2-13
空っぽな顔で空っぽの煙吸った
-
這 いず ...
自由詩
3
15-2-8
地上じゃ窒息死
-
這 いず ...
自由詩
3
15-2-2
待合室で延々流れるNHK
-
這 いず ...
俳句
1
15-1-13
輪廻的港町
-
這 いず ...
自由詩
2*
14-12-25
ごはん食べる詩
-
這 いず ...
自由詩
2*
14-12-22
植物的ストーブ
-
這 いず ...
自由詩
3*
14-12-20
熱病
-
這 いず ...
自由詩
3*
14-12-18
深海にて
-
這 いず ...
自由詩
2*
14-12-8
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