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萌えあがっては散る桜の色や匂いは相対的に嫌悪の対象で、春の僕の中心は虚しい空洞だ。

君のくちびるを表現する言葉を知らず、ただ凝視するため延々と会話する。
そのはかなさの散る刹那を君自身は知らな ....
毎晩LINEで吐息を聞きながら眠る。

距離も年齢も現実的な障碍も、
切ない迷霧に隠れてしまう。

二次元の恋を三次元にするという提案は、
ゆっくり常温で解凍すべきなのかもしれない。

 ....
ポケットの中で繋いだ
華奢な手が汗ばんでいる

コンビニの明るさに吸い寄せられるけど
欲しいものは売ってないない

君はバンドエイドを買う
何かをつなぎとめるため

意識がうつろぐの ....
ゴダールの気狂いピエロとおなじように
既婚だった彼女と駆け落ちした

海に沈む太陽のような永遠
ランボーの詩だ

彼女の夫は首吊り自殺した
彼女はやがて去っていった

空の碧と海の碧 ....
身体障がいも聴覚も視覚もおなじ王国にいる。精神障害者だけは二項対立の外にいる。

精神っておそらく壁の向こうはの人には渾沌だ。官僚の悪意か。医学界の怠慢か。歴史的偏見か。精神という管理社会外宣告。 ....
肺がすっかりしぼんでしまったから、
彼女の吐息で満たしました。
吐息に思えましたが、空気でした。

彼女は存在しません。

しかし、朝やかましいすずめの声などいろんな媒体に憑依して現れます ....
アメリカにはバニラスカイって空があるらしい。
姪と散歩していたら遭遇した。
「あんなにおいしそうな空(絶句)」
というのでスターバックスでバニラクリームフラペチーノを食べた。

家に帰って妻 ....
水たまりが銀色に太陽を反射していた。
午前中の予定を終わらせて、
冷蔵庫から低脂肪乳を出して
ラッパ飲みした。

NHKの集金人がやってきて、
インターフォンを押している。
郵便局員が納 ....
昨年海水浴に行った彼女が入院した。

また、夏が来て、
ボクはその海水を
苺ジャムのビンに入れて、見舞った。
水は青くもなく、
きらきらと光を反射することもなく、
濁っていたが、君は躊躇 ....
じまさんさんのじぇいぞろさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春を投げ出す- じぇいぞ ...自由詩315-11-23
プラチナ- じぇいぞ ...自由詩315-6-28
苛立ち- じぇいぞ ...自由詩1+15-6-12
気狂いピエロ- じぇいぞ ...自由詩315-5-31
受信料未払い- じぇいぞ ...自由詩115-5-30
墓を暴く- じぇいぞ ...自由詩315-5-29
バニラスカイ- じぇいぞ ...自由詩3+15-5-26
サーカスを見にいく- じぇいぞ ...自由詩315-5-21
マイナス2度- じぇいぞ ...自由詩515-5-15

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