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真夜中に沈んでいく終電で
疲労をぶら下げた男たちが吐く息で
今日何度目かのめまいに襲われる
脆弱なんだ
きっと他意はないその言葉に
ぎっ と
音がなるほど唇を噛んでしまったのは
....
静かに熱は冷めて
手足に気だるさを感じたのは
不幸とは違います
軽やかで楽しい日々にも
然るべき力が費やされていて
そのままで走る事なんて君にはできない
高低を全てと思うのは
正 ....
あの子とあの人と君にも
いつも愛情をと思っているの
いつでも と
カーテンがなびいてる
ひらりと透けて
浅い陰影がなみなみ
机のペンを転がして
思いのままに
生まれたてを放 ....
夕立にぬれた雫で
木々が深く息をしている
夏
この道を歩いていたら
貴方の事を想っている
貴方に名を教えた花は
今年もまた咲いている
言葉を募らせた秋も
歩み寄 ....