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         都市計画税で造られた
      住宅街の一角を占める広場は
           きのうもきょうも
      浮雲の空っぽいかげを映して
ブランコに 滑り台と ジャングル ....
     「生」が図太かったら
    短命でも良しとするかい
           それとも 
      長命にめぐまれたら
 「精」の脆弱さに甘んじるかい
  卒寿のおひとりさまになっ ....
       雪雲が覗いている
    疲れた卒寿の独り暮しに
  隙あらば発破を仕掛けようと

 庭木も垣根も身もだえしている
    そのうえ 漆色の夕陽と
   きつい北風に 門扉さ ....
    瓦斯ヒーターのファンが
   しばしの平安を息づくなか
   真冬日が その真っ只中で
      卒寿にたどりついた
   独り暮しのまどろみを誘う

前半生で水にながした
  ....
金子茶琳さんの信天翁さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
丘肌の淋巴腺①- 信天翁自由詩515-5-14
唄はかすれて①- 信天翁自由詩215-2-27
漆色の夕陽が落ちて(九)- 信天翁自由詩315-2-14
漆色の如月に- 信天翁自由詩215-2-7

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