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朝 丘珠空港へ迎えに行く
プロペラ機は八月の空をけたたましく滑り降り
ゲートをくぐる人々は無事届けられた
天からのギフトのように
トランクとリュックを下げた若者を見つけ
片言みたいに 荷物を ....
世界がひとつの終末へ向かって集約されて往く時代
世界はひとりの詩人の透明多面性により屈折分散する
時空を超えた鳥瞰図は迷える自我を慰めても
空腹に泣く赤子ひとり救えはしない
言葉は時に力 ....
不謹慎ですね
きっと
でも笑ってしまいます
感傷を持ち寄って
灯して酔いしれて
そうゆう時と場所が欲しいのですね
明日への活力
というより
デトックス
上手くできる人ほど
生き方も ....
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ....
やわらかい殻にいっぱいの息
わたしは風船だな
見える触れる存在を
地上に繋ぎとめているのは
幼子の手のひらのような柔らかい絆だけ
父の肩車でぽってり眠ると
結んだ力 ....
少年時代
今とは違う奇妙な生き物だった
そのころ家の近くには古い寺があり
髪の毛が伸びると噂される少女の人形が納められていた
人形を実際に見たことはなかったが
子どもたちが人形の存 ....
苦行に明け暮れサラリーマンは電車の棚で蛹になった
無関心という制服に包まれたシュークリーム並の少年たちが
耳におしゃぶりを挿したまま喃語と一緒に痰を吐きまくるから
ユニクロを着た老人たちの血圧は ....
黒い視線がデッサンを始める
その前に
匂やか印象だけを舌先に灯し
駆け引き
{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居
止まずに
降り続く冷たい天使の死 ....
吐水とりさんのただのみきやさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アウトリーチ
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ただのみ ...
自由詩
6*
16-9-10
年末年始のご挨拶に変えて
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ただのみ ...
自由詩
18*
14-12-31
それは素直なひねくれ者
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ただのみ ...
自由詩
17*
14-12-10
乖離の音
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ただのみ ...
自由詩
17*
14-11-29
ぷにゅーま
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ただのみ ...
自由詩
12*
14-11-26
精通
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ただのみ ...
自由詩
18*
14-10-21
快速処方箋
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ただのみ ...
自由詩
23+*
14-9-27
たばこを吹かす女
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ただのみ ...
自由詩
20*
14-9-7
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