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オルガンが響きわたる
神聖の声
共鳴ししびれる四肢
びりびりと降りそそぐ音の粒
光はそこから 神の光
体を染めあげる乱反射の彩り

その揺れる空
車窓から流れる街は
空に溶けた白雲は ....
ふくれあがるは悲しみ

こぼれるのは涙

ひとすじの涙



 
ダイオウイカもクジラも
大きなものが傷付き
浜に打ち上げられている

私たちの乗る小さな船はどうだ
豪華な客室はすべて金持ちのもの
貧しいものはみな
薄暗い船底の食料庫で空な目をして ....
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚

陽光が嫌いな魚
浴びれない魚
何を思って夜の底
そこの地は冷たかろ

ここの水先案内人
ちらちら揺れる灯迷い人誘う
 ....
 私たちが
 自分を創り終えるのは
 いつなのだろう

 たとえば、
 どこかの建物の一室で
 最後の息を一つ吸い
 そして、吐き

 その胸の鼓動が
 ついに沈黙する時
 あな ....
芹場照さんの自由詩おすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
炸裂する感受- 這 いず ...自由詩5*14-12-23
- 殿上 童自由詩16*14-12-21
エイハブのこうかい- 衣 ミコ自由詩4*14-12-18
深海にて- 這 いず ...自由詩2*14-12-8
人間の完成- まーつん自由詩18*14-10-6

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