オルガンが響きわたる
神聖の声
共鳴ししびれる四肢
びりびりと降りそそぐ音の粒
光はそこから 神の光
体を染めあげる乱反射の彩り
その揺れる空
車窓から流れる街は
空に溶けた白雲は ....
ふくれあがるは悲しみ
こぼれるのは涙
ひとすじの涙
ダイオウイカもクジラも
大きなものが傷付き
浜に打ち上げられている
私たちの乗る小さな船はどうだ
豪華な客室はすべて金持ちのもの
貧しいものはみな
薄暗い船底の食料庫で空な目をして ....
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚
陽光が嫌いな魚
浴びれない魚
何を思って夜の底
そこの地は冷たかろ
ここの水先案内人
ちらちら揺れる灯迷い人誘う
....
わたしは、昭和53年(1978年)10月ごろ、京都市で生まれた。 くだらない人間だった。
小さい頃はやんちゃだったため、 飛んで首を切ったり階段から転げて頭を打って流血騒ぎ(鉄の階段で残り三段目 ....
私たちが
自分を創り終えるのは
いつなのだろう
たとえば、
どこかの建物の一室で
最後の息を一つ吸い
そして、吐き
その胸の鼓動が
ついに沈黙する時
あな ....