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弱弱しい鳥が

藪のなかに消えていった


そこにはどんな病院があるのだろう
藪はしずかだ


                2001・11・8
黒服の列から
ぼくは
はなれていく

ひとりになりたいんじゃないで
力一杯空き缶踏み潰す
泣いている人が
追い掛けてくる
もう少し一緒に
いてあげて、と

公園からのガキの泣き声 ....
なんだ

あんたも

そんな詰まんないことを気にして

隣人に愚痴言う人間だったんだ


そんな取るに足らないことに引っかかってるから

毎日

詰まんないんだよ


 ....
   


   カマキリに襲われた眼球は
   皿 皿 と 皿 皿 と
   血を流しているのでありました
   そのとき 時計はとまったままで
   あたりは白くなりました
    ....
最近仕事が忙しく、ちんこが凝るので、私はちんこマッサージ機を愛用しています。
私のそれは、5段切り替え方式になっており、プリティエクスタシー、ミドルエクスタシー、ハイエクスタシー、ウルトラエクスタシ ....
   

   ヴェスヴィオス火山に埋もれた
   廃墟のように
   灰をかぶって
   ぼくはいままで
   埋もれてきた
   標本となって
   

   水道も飲めないで ....
立たれへん
そうだ
息止まる寸前まで
腹殴られて
大事なものだけ
まるく抱えて
うずくまった

みょーに深い空の
寒い夕方想う
虫の死骸とか
小さい河の流れる音
なかで
昨日 ....
ほら起きなさい、と
布団をめくったら
息子が石になっていた
くしゃくしゃパジャマの真ん中で

小さな石だ柔らかい色の
まだ磨かれも割れてもいない
服着せようにもサイズが合わない
 ....
どうやったら自分が泣きやめるのか分からなくて、
それでも、生きていかなくてはいけないアタシには生活するというサイクルがあるので、
止まらない涙の道筋をよけながら、メイクをして、
ウォータープ ....
ほら、珍しい薬だ
その男はそう言って
青いカプセルをくれた

エレベータの中で会った男だ
素性は知らない
ただ黒っぽい服を着ていて
線香のような匂いがした
効能を聞き逃して
もう ....
 


   ハイド・パークから
   少し離れてそのパブ
   はあった
   にぎやかっだった
   椅子はなかった
   みんな立って飲んでいた
   仕事帰りの労働者ばかりだ ....
今回の台風で人が死にました
前回の台風でも人が死んだにもかかわらず今回の台風でも死にました
僕は事前のニュースで、前回の約4倍の規模の台風が来るというのを聞いた時点で
「今回も何人か死ぬだろうな ....
誰とでも寝てしまうのには理由があって、
彼女のおなかには蛙が棲んでいた。
蛙にも理由があって、
彼女のおなかに、紋黄蝶を獲りに行った帰りみち、
たまたま彼女の恋人のキスをもらってしまったので、 ....
 


  獅子唐を収穫した
  裏山の畑で
  猿が荒らしに来る
  ちいさな田畑
  青い実が籠に
  入れられ
  赤い鋏が収納された
  斜面を下る娘たち
  ススキの穂 ....
貞子先生は蓄膿で

昼休みや
授業中も突然居眠りを始めて

じっと見ていると
貞子先生のとがった三角の鼻の先から
鼻水がポトリ..落ちた

先生の思い出は
いつも穏やかな晴れた日
 ....
まぶたをとじると
見えるまど
ぽかりとうかんだ
はんみのつきの
かなしいつきの
ひかり
廃校の机のうえ
はねるつややかな表音文字
琥珀色をした聴こえぬ
音のしずく

まるまるせな ....
 


  怖かった
  (殴られることが
  なんにんもの教師が
  (殴られた
  誰が殴られても不思議はなかった
  荒れていた
  荒れ狂っていた
  教育なんてもんじゃな ....
抱き締められたいと
ずっと
いえないで
暮らしの青や黄は過ぎ行き

いまここに
ことば
ぐりぐり
むねにボーリング玉
泣いている声

凍るほどに

レーンを見つめる
ピン ....
緑の夜行電車。

さるが運転するので間違える。
 太いものはいろいろあるが、
 みんなどっしりとしているわけではない。
 たとえば、ジャンケンの強い
 太一君。
 こいつはふぁ〜として、とてもじゃないが
 横綱のオーラはなんかはちっともで ....
牛乳が必要だ

牛乳が必要だ 皆さん
通り過ぎるうしろの自転車灯も
コンビニの袋も
皆 白いじゃありませんか

愛する人に会ったのは 夏


キンモクセイの花びらが
オレンジに ....
こういうことをいうと詩論といわれたり…
どりや
ここぞここぞ、気にするなと
云われることを気にしたい



こんにちは、現代詩




呼んでいいものなのか僕の知り合いなのか ....
窓辺にいる子は
みんなふるえて
綺麗という字を
こわがっていた



だって
かまきりみたいだから
お父さん死なんといてな
と私の耳がなっている
別に、早く死なないかなと思った日々がなかった訳でない、夜中セキの音が聞こえると私の闇は凍りつく

何だか、目の前のほとんど病気をしたことのない父が ....
お葬式に 行ってきました

亡くなったのは 私の おばさん

87才の おばあさんで

とても 穏やかで 平静な顔でした


死を考えるのには 疲れてしまったので

ちょっといや ....
左、
右、

左目  君 人に見える タバコを吹かしている 暇らしい。
右目  君 眩しく映る 後ろにある夕陽?いや 恋らしい。

右肩  ツボ かなり凝っている。
左肩  ツボ この辺 ....
キュウちゃんいなくなった

ピーちゃん泣いた

おばあは笑った



じいちゃんいなくなった

みんな泣いた

おばあは笑った

おばあは笑ってた

お ....
どこにもやれないので

かかえてあるいています

おいていくわけにいかないので

いつもおんぶしています

だれにもみえないので

どんどんおもくなります

つよくなるために
 ....
ここは人の家なのだ
息の音がするのは当たり前だ



二階の影は濃い
下にはあたしと
8歳のころ掬った
金魚のなれのはてだけ
(彼はどうしてこう長生きなのか)
(そろそろ死 ....
破 点線のぬり絵
やぶれても

まだ 色がぬられてない

電車内で 公園で 商店街で 能楽堂でぬっていくところです

能舞台では
面と厚い衣装
おはなしの全てが声
生き方の全てが
 ....
初代ドリンク嬢さんの未詩・独白おすすめリスト(113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 天野茂典未詩・独白204-11-8
ミゾオチ- 石川和広未詩・独白1*04-11-2
可哀想- 蒼木りん未詩・独白2*04-10-31
爆心地から- 天野茂典未詩・独白404-10-31
ちんこマッサージ- ヒロッチ未詩・独白304-10-31
昆虫図鑑ーポンペイ- 天野茂典未詩・独白504-10-30
もう一度の時に浮かんだこと- 石川和広未詩・独白6*04-10-30
投石- 宮前のん未詩・独白14*04-10-27
つれづれ−不器用に泣き続けて−- e R i未詩・独白3*04-10-25
カプセル- 宮前のん未詩・独白604-10-23
ハイド・パークから少し離れて- 天野茂典未詩・独白204-10-23
今回の台風で人が死にました- span未詩・独白6*04-10-22
紋黄蝶- mott未詩・独白2*04-10-22
ちいさな収穫祭- 天野茂典未詩・独白204-10-22
貞子先生- 蒼木りん未詩・独白2*04-10-22
月あかり- 青色銀河 ...未詩・独白3*04-10-17
国際線- 天野茂典未詩・独白304-10-17
レーン暮らし- 石川和広未詩・独白2*04-10-15
さるが運転- 金バ未詩・独白1*04-10-12
- 湾鶴未詩・独白2*04-10-11
白色恋唄- 山内緋呂 ...未詩・独白1004-10-10
ふわん- 石川和広未詩・独白2*04-10-8
ノート(綺麗)- 木立 悟未詩・独白604-10-7
心音と- 石川和広未詩・独白3*04-10-6
お葬式- こむ未詩・独白2*04-10-1
左。右。- 湾鶴未詩・独白504-9-27
姥の喝(仮- AB(な ...未詩・独白704-9-24
君を- こむ未詩・独白1*04-9-24
金魚- フユナ未詩・独白7*04-9-23
すい_と参る- 山内緋呂 ...未詩・独白504-9-22

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