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砂浜の砂を握りしめ
手を開けば
崩れる砂
崩れた砂を見ると
砂は砂粒と砂粒だった

地球はひとつでも
本当の地球は
個々の人々や生きものたち
一粒一粒の砂粒

この世の中の本当の　.... 幅わずか20cm足らずの白線に仕切られた世界は真逆の世界
私のわずか右の世界では皆
私がいた過去に向かって進んでいく
私の世界は誰もいない
皆私の右側の世界を進んでいく
まるで私の未来から皆　.... 真昼の烈光は
漂白剤のように
景色も
僕の影も
脳も
真っ白にしていく

何もない


真昼なり

凍月さんのichirouさんおすすめリスト（3）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
だから僕は時々空を見る	- ichirou	自由詩	15*	14-9-7
センターラインの右側の世界	- ichirou	自由詩	17*	14-8-11
真昼なり	- ichirou	携帯写真＋ ...	17*	14-7-30

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