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大切なものを落としてしまった

それは方法のようなものだった

それは機能のようなものだった

それは祈りのようなものだった


新たに買えばすむようなものではなかった

代替に ....
昨夜も死と戦っていた

胃カメラを飲むように

ぼくは死と戦っていた

ずん胴な土管をイメージして

胃カメラをやり過ごすように

染み渡れ、縋りつけ、寄るべなき生に


薄 ....
整形がくずれてゆく

吐息の白さ

アンビバレンス

夜の駐車場でドラマみる

せつなく

虫みたいに死んでゆく


生まれかわる

なんどでも

生きなおすから
 ....
月は誤解されている

それは都市伝説だ

ふしぎなひかりが粉のよう

テロリストたちが年老いる

テレビのなかのメンタリスト

誘導してゆく誘導されてゆく

小さなガッツポーズ ....
防犯カメラが僕を探している

僕の人生を生きなおしている

振り向くと

わざとらしく腕時計を見やるやつがいる

さっきビルに入ったときすりかわったやつだ

わざとらしく電話してるやつが通り過ぎていっ ....
小保方さんや小渕さんの会見を見ていると

このひとはほんとはしてないんじゃないかと思ってしまう

まわりが悪いんじゃないかとかどうしようもない理由があったんじゃないかとか

でも新聞やネッ ....
誰にも言えずに

どうせ声なんか届かないから


こころとたたかう

脳とたたかう

因縁とたたかう


ひととのあいだには

無数のひととのあいだには

かわがながれ ....
風邪をひいたら

寝るしかないや

死ぬのがこわかったら

胸に手をおくしかないや

そうやって愛おしむしかないや


晴れた日の西の空が

不安だらけのこの地球に

美しい夕暮れをおく


風邪をひ ....
痛みにふりまわされて

器がいっぱいになる

壊してしまうか

爆発するまでふたし続けるか

ぼくら大人はそんなことを

ばれないように静かにやるのだ


他人からおかしいと ....
もうすでに決断したことを

髪をすいては決断するように

女はその長い髪をなんどもなんどもすいていた

宇宙の青白い光を見つめながら

宇宙の青白い光に見つめられながら

長まわし ....
どうしようもなく人間だ

どうしようもなく今だ

どうしようもなく型通り

生きてるなんて型通り

気に入らなければ去ってゆく

それがほんとに悪いことかは


だれにもわからない

見知らぬ地平のよ ....
ことしも彼岸花がきっちりと合わせてきた

さすがだ

車窓にゆきすぎる田んぼの風景

田のまわりを彼岸花が赤く彩っている

防虫効果でもあるのだろうか

彩りだろうか

刈り入 ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
1982年、1982メートルの山を登った

自由参加の学校行事だった

ひどく孤独を感じる行事だった

ともだちが参加するということで参加したのだが

まったくだれからも相手にされなか ....
京子は弱くなければ優しくなれないと思った。
逃げ出したいほどのみじめな生活。
この暮らしを憎むのではなく愛おしむには、じぶんが弱くなければそうはなれないと思ったのだ。
体育の授業は校庭をぐるりと ....
まるでうまく生きれていない

人生はとれーにんぐ問題集

カンニング以前の吹き溜まり

痛い

胸痛い

蜩よ、鳴いてくれ

安易な自己の正当化

吾の、代わりに鳴いてくれ ....
他者に無関心なひとが優しくみえるように

穏やかなひとが人格が高いひとのようにみえることがある

しかしながら穏やかにみえるような奴らの大半は

ただ諦めているだけの薄笑い野郎だ

諦 ....
終戦の日に69年まえを思う

69年まえのここから

69年まえのここではない場所を思う

そこにいるひとを思う

そして69年まえのひとから

69年まえのひとではない存在を思う ....
金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ....
おまえのだからと

おれをとどける

おまえのなかに

おれをとどける

あまえているだけ

あまえたいだけ

おれをとどけて

うけいれられて

しんじているだけ
 ....
最高気温36℃

そとをしずかに見つめている

夏の日差しがほどけている

さやかにこぼれているのは

もう秋のひかりだ


時計回りの高気圧だ

南から潮風を運んでいる
 ....
ふつうの愛はいい加減で

おかあさんは適当に生きている

なんにもうまくいってないのに

こんな感じでやってきて

うまくいってるんだと思い込んでいる

父にはなぐられたことがある ....
川瀬杏香さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(82)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-6
染み渡れ- 吉岡ペペ ...自由詩1114-11-5
なんどでも- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-3
月の誤解- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-10-30
木枯らし- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...114-10-30
茶番と傷- 吉岡ペペ ...自由詩514-10-22
たたかう- 吉岡ペペ ...自由詩414-10-20
風邪をひいたら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-10-20
ぼくら大人は- 吉岡ペペ ...自由詩414-10-7
宇宙の青白い光- 吉岡ペペ ...自由詩814-9-25
見知らぬ地平- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-9-23
車窓にて- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-23
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
1982- 吉岡ペペ ...自由詩514-9-17
今日のカレー(京子の場合)- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-28
とれもんの唄- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-26
夏の終わり- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-20
終戦の日に- 吉岡ペペ ...自由詩4*14-8-16
真実- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-14
あまえているだけ- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-12
秋のひかりや高気圧- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-7
ふつうの愛- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-5

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