心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
君のいないリビング

殺風景でアウェイで時間しか癒しきれない悟り

時折涙の理由を問いたいくらいに溢れ出す

寂しいよ とても

君のいないリビング 心にぽっかりとあいた穴

寂し ....
その手の中にある、幸せには気づかずに
自分の不幸を嘆いては愚かな事だと笑われる
それでも…
月の無い夜、不安に怯え
夜空を舞う、小鳥のように
見えない灯りを、探さずにはいれられない
そらのおと
くもはそのまま
なにかがきこえた、そんなきがして

つちのおと
あしもとから
さくさくするこえが、おんどをつたえはじめると

みずのおと
ゆびさきから
さらさらと、きり ....
生きづらさ

なんでこんなこと考える

スマイル

幸せを考えるなんて

現状否定みたいなもんだから


ほんとうのぼくを

ゆっくりと解き放とう

ガンダーラガンダーラ

デイセーイトワズインイーン ....
騒ぎだす風と雨を傘に受け

眩しさ取り戻す地上へと向かう

迷いなく抱き寄せた春の気配を僕は行く
少年を大人に変えた道は何処までも続く
愛に飢え反れた道にも花は咲く

孤独と泣いた ....
メールや電話って便利
どんなに遠くにいても
相手に自分の声や言葉を伝えられる
その時だけ相手の事が誰よりも
近くに感じるから寝る事も忘れて
文字を打ったりたわいのない話をするんだろうか
メ ....
世の中の 大抵の不幸は知らないことから 始まる。
誰かの携帯の音かと思えたが違うようだ。着信は無い
すずむしの声だったようだ

山深くにある この集落の中心には 無数のシデの木が群生している
 ....
山を背にした集落の
家家の屋根から突き出た鐘楼ひとつ
奥の旅を終えた芭蕉も伊勢に下る船上で
この鐘の音を聞いただろうか

港のあったこの集落に都会の風が吹き込んで
集落を縫う曲がり ....
その女性(ひと)は海をみていた。
海峡のコンクリート階段の端にひとり
白いフードベストの背を伸ばし
身じろぎもせず。

子供たちが何人か
近くで騒ぎはじめたが
ちらりと見たきり関心を示さず
海を見てい ....
吸ってしまったドの音は
かみなり雲の腹下りだったら怖い
今日はどんな音楽聴かせてくれるのか
頭上の空の黒鍵盤と白鍵盤
しかし飴と紙芝居で喜んだ昔と違って
百年先までシミュレーションし ....
焦げ付いたワインレッドの残り火が
目に焼き付いた
角を曲がる時ほんの一瞬見上げた空
次の角まで行った時には
もう消えているのだろう

建物の傍に続く歩道を
急ぐともなく歩いた

けれ ....
窓辺の空へと腕を伸ばす

散る桜振る舞う風の途上


僕にも届いた風景を
そのまんまそっくり
運んで送れよ季の風









着払いでね(〃_ _)σ
 ....
0からはじまる鼓動

息子の胸に耳を当てて数えてみる

私の音と重なりずれる

心拍のポリリズム

追い掛けっこは続いて

27年の差を埋めようとぐんぐん成長する

とく とく ....
ある朝、大好き?と聞かれて
大好きだよ、と答えて
お別れしました

ある晩、大嫌いって叫んで
何度も何度も
心で叫んで

忘れられないでいます
疑いだしたら
もうだめだだめだだめだ

血の涙でも流れてくれれば
我が身も洗われるだろうに
ビリジアン



青みがかった緑色
鮮やかなビリジアンの色見本に
忘れていた記憶を取り戻した


ビリジアンが青色だと思っていた


その主人公は耳が聞こえず
声も出せず
 ....
透明人間です
見てもらえないのです
居ない事になっています
ねえ
透明でしょう

散歩の途中
犬が興味を示して
ぶんぶん尻尾を振っても
振り返っても
わたしは見えないのです
居な ....
催促する悪い癖は変わらず

続きを隠して口を塞ぐ



妙に間抜けた不思議
抱き寄せた



この乞うを重ねての時間

埋めつくせば


貴方にも解るはず

一人で ....
キレイごとが好きなのだから


避けて通るのは


錆び釘の赤い汁が淀む



ほら、そこ その・・・よ





それで

どこまで話したかし ....
松の木の吐瀉の薫は 昔日の落武者か昨日の酔っ払いか


法律と噂話で塞がれた言葉こぼれる針山の上


光のない部屋を満たした粘い黒あなたと吸い込み汚しあう夜


芯が熱く眼を ....
 
写真は撮らない

目に焼きつける

時がしっとり思い出にかえてくれるから



 
染色体の一本多い、3才の周が
初めて言葉を発した
「それ…」
僕は身を乗り出して、聴き直す
「え、なに?」

目が覚めた――(なんだ、夢か…)
布団からひょっこり顔を出して
周はまだ、 ....
鍬型のひとつ欠けたる武者人形 黄落の庭に楽譜の散らばりぬ いとし君去りゆきし窓に由比のはま 昨日より高く飛べたよ万年青の実 夕日が雲を赤く染める時
切り絵のような木々が
空に黒く浮かぶ

烏は寝床へ帰って行く
昼間は息を潜めていた虫たちが
あちこちで鳴き出す

冷たい風が部屋を吹き抜けた
金木犀の香りは無 ....
刻まれた目盛りの 一箇所に
あたしは基準点を作っている
それ以上だったら しあわせ 満足
それ以下だったら ふしあわせ 不満


ものさしは
あたしが作ったものじゃない
あたしが作 ....
紫の雨降る夜の冬薔薇
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カレー- 殿上 童自由詩23*14-11-17
君がすごしたリビング- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-11-16
灯り- 猫の耳自由詩714-11-15
晩秋- しげ自由詩314-11-15
スマイル- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-11-15
線上- 自由詩3*14-11-14
かたち- リィ自由詩7*14-11-13
【刀】かただかな鼻- るるりら携帯写真+ ...9*14-11-13
時の鐘スケッチ- イナエ自由詩14*14-11-13
その女性は海を見ていた- 秀の秋携帯写真+ ...314-11-12
空のアコーディオン- 乱太郎自由詩17*14-11-12
夕焼け- Lucy自由詩17*14-11-12
ときの風- 自由詩3*14-11-11
親子の心音- 中村 く ...自由詩2*14-11-11
別れ方- 中原純乃自由詩4*14-11-11
嫉妬- 中原純乃自由詩3*14-11-11
ビリジアン__/__使い古しのチューブを握りしめて- beebee自由詩23*14-11-11
私は- ドクダミ ...自由詩6*14-11-10
つづき- 自由詩4*14-11-10
重奏- 芦沢 恵自由詩18*14-11-10
吐瀉の粒子- 深水遊脚短歌7*14-11-10
撮らない- 殿上 童自由詩19*14-11-9
朝の日記- 服部 剛自由詩12*14-11-9
鍬型のひとつ欠けたる武者人形- 北大路京 ...俳句114-11-9
黄落の庭に楽譜の散らばりぬ- 北大路京 ...俳句314-11-3
東海道線にて- 水銀俳句1*14-11-3
昨日より高く飛べたよ万年青の実- 北大路京 ...俳句214-10-29
さようならがまだ寂しく耳に残るから- ミツバチ自由詩5*14-10-29
ものさし- 藤原絵理 ...自由詩7*14-10-26
紫の雨降る夜の冬薔薇- 北大路京 ...俳句614-10-22

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