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登攀する指たちの鮮やかに泳ぐ風景を目の当たりにしては、花を捥ぐ
稲光として照らされるまなざしは避けがたいせせらぎを背なに負うのだ
その熱を委ね夜へと色をうしなっていく様々な病たちがしなだれて
耳 ....
いっせいに死んでいく
わたしたちのかけらというかけらが
ただひとつの空という造語をめざして
ふりつもっていく
こんなにも無関心な
あなたたちの静脈が
すずしげな顔でわらべうたを ....
こぎだしたときから
むこう
あさの おとだけしかしない
ひかりは とどまっているのに
ゆうぐれ
ごすい
したたりおちる
みずの、おと
なくしたものは みな
いとお ....