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死んだあの子がまた夢に出てくる
私が迷子になると
またあの子が夢に出てくる

深海を歩いていると
またあの子が夢に出てくる

ひざを抱えて昨日を見つめていると
またあの子が夢に出てくる ....
猫の欠伸は花のようだと言った詩人がいた
そうであるなら
欠伸をしていない時の猫は
蕾なのだろうか

眠りから覚めて
今にも欠伸しそうな顔をしている猫は
咲きそうな蕾であると

今その ....
言葉が雪のように積もって
溶けてゆく

私たちは言葉の全てを受け止められない
だけれど
言葉は私たちの思いを全て表現できない

零れ溶けて水のように流れていく
私たちが受け止め切れない ....
目覚めるような文章や言葉が書きたかった
今という記憶に埋もれた感性を呼び起こすような
『嗚呼、そうだったね』と涙するような
春の中に芽生えた秋を育てるような
そんな言の葉を 今も
洗濯物が乾くのを死んだ目をして眺めている男の目が
違う世界を視ているのを私は知っている
夢もハンカチも青もいつか汚れてしまうのを
当たり前に魂が記憶している

向日葵を旗にして歩いていこう
 ....
君の人生の文脈を指で辿って胸の鼓動に溜め息が出る。



朝日がノートを照らした間だけ、私が書いた文字が脈を打った。



今日夜が綴る文脈は深海で忘れ物をしたような輝きがある。
 ....
何も知らないから
何かを知っているのだ
水宮うみさんのきみのてをさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならはまだ- きみのて ...自由詩520-11-13
あたたかな蕾- きみのて ...自由詩4*20-11-8
溶けてゆく- きみのて ...自由詩320-1-13
目覚め- きみのて ...自由詩3*20-1-10
破片- きみのて ...自由詩5+19-11-22
”文”は紙(し)に生まれて”脈”を打つのだ。- きみのて ...自由詩3*19-11-11
子供- きみのて ...自由詩119-10-31

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