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いたずらにつけられた名前で一生袖にされ
数億数兆数京の命それぞれに意味求める
盆に探しもしない雉の鳴き声聞く
黄色い花咲いて西瓜かメロンかカボチャか
指先が乾きすぎて ....
疲れ果てた昨日 夜明けとゝもに消ゆる
鏡越しに消えない退屈
音源にこだわってどうする
昇る朝日に伸びる影ふたつ
誰かゞ作り上げた世界今日も流されてゆく
お茶の葉が開くまで
2月の空に白い言葉淀む
ピアノとは仲良くなれなかった
彩る花なき植木鉢横たわる
音楽も眠る深い夜
流星を探したければ星は見るな
手が海苔でベタベタしている
こゝで喋れば全てが無になる
意味ない言葉でページが埋まる
明日へと繋がる階段を下る
今まさに開いた花に蝶が来る
命の奇跡を見逃した
誰かと入れ替わった事に気がついた
この空いっぱいの蜻蛉どこへ行く
南の山から転げ北の海に流れ着く