すべてのおすすめ
文字数の足りない最終回を
とりあえず
一年後に弾薬として
気の利いた演奏を
壊したい人質はまだ急須の底
貯金箱の目前まで
句読点を怪文書に隠してはいた
暗黙の被害者たらず
ほじくれば聖 ....
硝子に可視化された雫が遊泳した
しかし、
ときは後ずさり
物忘れに暖流を適し目撃する
ただれた味を占める、
もはや、薄暑
飲みつぶれるほどかき混ぜる。巌窟を潜る蛟
やはりいい加減 ....
いにしえにしみついたぬくもりは、
邂逅のうちで最も深い思慕で満たす
セピア色の余韻。新月を零として数える濤声
見え透いた脅し水が染み込むように 立ち騒いだ楽音
夕餉の鐘。寸足らずのかいまき ....