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電話の音がしている
誰にも取られない電話の音が
留守電にもならないで
コードも抜かれないで
ただ伝播するものを拾っては鳴いて
何処かのくじらのように

きっと君はいつだって化石になれたん ....
内臓を引っ掻き回されるような
そういう心地と戦っている
耳から入る情報は氾濫して
いつだって整理整頓の壁紙が剥けている

愛のことを
暴力と呼ぶような人間には
なりたくなかったよ

 ....
きりきりと雨の音がしている
ないはずの傷がぐるぐると呻いて
僕は笑ってしまう
きみは何処にだっているのに
まるで恋をしているように急かすのだから
いつだって
ひとは水から生まれて
ひとは ....
水宮うみさんの鳴神夭花さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だれもいない- 鳴神夭花自由詩320-10-11
アルカリ性- 鳴神夭花自由詩220-9-18
夏の底- 鳴神夭花自由詩220-8-29

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