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いつもなら
真横から朝日を浴びる時間に
ライトを点灯させた車が
飛抹をあげて通り過ぎていく
ふいに
まだ夢が続いているような
不安にかられる

クレーンを折り曲げた重機が
ごうごうと　.... 帰宅ラッシュだった
階段で圧力に耐えかね
ひょろ長い女の背を
あわあわと胸で押してしまった

（押すなよおっさん！

おっさんではない
武士である



｛ルビ法度＝はっと｝に　....
macさんの佐野権太さんおすすめリスト（2）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の街、雪の橋- 佐野権太自由詩15*07-12-13
武士のきもち- 佐野権太自由詩34*07-4-5
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