ひとは裏切りをぼくに見せるまで

どんな密談かさねていたのだろう

ひとがそれをかさねているあいだ

ぼくは一体なにしていたのだろう


お客様に怒られていたのか

コンビニの夜 ....
必ず差し込まれる朝
その尻尾にぶらさがって
鋭利な朝陽の先端をつぶして出来た
鈍器のような昼の陽射しの中に
何度もなぐられては
巻き戻されてしまって

石は女のなかに
いくつも ....
 開かれていない
 扉は
 開けることができる

 予感のうち
 大通りを歩き
 天秤は傾ぐ

 路地か聖性か
 重なる街

 歩行
 ときに白い肉
 指の腹
 青に砂
 ....
石を蹴ったら靴が脱げて

靴を拾いに行ったら国境を越えた

そんな風に僕はあいさつをして

君はバナナを一本僕にくれた

皮をむいて

あまりおなかは空いていなかったけど

バ ....
 今日は月曜日である。
 何故今日が月曜日だと知っていたのか私には分からないが、今日は月曜日である。
 何故今日が月曜日だと確信していたのか私にも分からないが、それが変だとは思わないのだから変であ ....
 オムライスの中には隠し味が入っている

 ケチャップライスに ころころチキンと 色とりどりのミックスベジタブル
 ふわふわ卵には 少しの砂糖が混ざり 真っ赤なケチャップがくねくねしている
  ....
町を歩いて

うなだれて歩いて

なにかとても

ややこしいなにかが

こころをしぼませる

とてもあらがえないような

よくわからないものが

この夜の空の上に

その黒い膜のうえに

ひそんでいる ....
暑さ蒸し返し始めた

暑さ

黒いパーカの袖は汗に湿って

そして子供の頃にも一度感じたことのある憂鬱またやってきた

しずめつづけられる

意識の基礎がそれに塗りこめられて息がし ....
シスターさんさんのおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それをかさねているあいだ- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-27
flower_adjustments- 水町綜助自由詩5*13-1-19
- 水町綜助自由詩6*10-9-2
家族- 水町綜助自由詩809-10-2
分からない月曜日。- 志賀羽音自由詩209-8-24
オムライスの中には隠し味が入っている- 志賀羽音自由詩209-7-27
町を歩いて- 水町綜助携帯写真+ ...2*06-9-28
nayameruブタ- 水町綜助自由詩7*06-9-21

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