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ぼくたちを結ぶ機会を握ってる獣は未だ箱舟の中
辿り着く場所はどこだかわからないゴタゴタしてる神様の庭
迷い込む羊の群れのただなかできみとよく似たガラスを探す
抱きしめるガ ....
フラッシュが焚かれて君は三歳じゃ作れなかった微笑みをする
「帰ろうって決めたのはいつ?」「おとといの君の電話が二度鳴った時」
空なんて仰がなくたって小銭入れの中に銀色の桜ひ ....
浴槽の壁にじいっとしがみつく表面張力、こわさなければ
義務感の果てに潜んでいる果実「柑橘系なら舐めてもいいよ。」
すっぱくてにがくてあまくて最悪のあじだったってしらなかったの
その辺 ....
いつまでも星の見えない東京をピンクに塗った兄貴を和姦
声優の違うのび太は土曜日の昼ドラなんかに癒されている
ジーパンのチャックを開けてメギラマと唱える男子トイレの隅 ....
声色を変えてもわかるきみのこと遺伝子レベルで記憶してるから
色々と迷いましたよだけどこれこれにしますよこれはシャケ弁
開花してしまった空をもう一度つぼみに戻す さらば空想
....
{引用=
Re:詩歌
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=29702
本木はじめ「優しいひとへ」
http://po-m.com/forum/ ....
表情を知らないつぼみを唇ではさむ昼下がりの空のした
唇に花びらの裏の淡い色ついたと騒ぐ君が剥がれて
太陽を閉じたつぼみで隠すとき熱がしとしと茎に滴る
置いてきたひかり、はるかな百合 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声
親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた
表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」
四文字のあ ....
モズクガニのことを考えながらパスタを食べる深夜のデニーズ
明日の朝何を食べようか、と手をつなぎ 春の屋上からダイブする
バスに乗り行ける所の限界は終点までと終点で気づく
....
眠たくて思考回路がぐにゃぐにゃとマーヴル模様に溶けてゆく午後
コウモリが戯れている春の宵ゴーストたちと花見してます
黒い文字無数に踊るタンバリン片手に踊れ闇の俳人
携帯の ....
たぶんきみたぶんきみだと思うんだマリーゴールドみたいな空だ
ハート型に切り抜かれてるきみのむね猟銃くわえる真似をしてみる
きみのため蛍光灯を次々とつけてゆくからどんどん消しな
....
少女たち暗黒舞踏を踊る夜旧市街へと駆ける少年
少年が少女の着替えを待っている土の器をふたつ並べて
蜜だらけベッドの上で酔い潰れ蛇足過剰の花をむさぼる
張り詰める音楽室の黒 ....
閉じ込めて鍵を閉め忘れたがゆえに青空今日もひろがってをり
低地へと雨がながれてゆくはるか彼方の名も知らぬやま
生活のにおいを捨てて枯れすすき遠くに見ゆる鬼と目が合う
彼方 ....
今赤き風船ひとつきみの手をはなれ空へと浮気なぼくら
胎動を促すごとく数々の伏線蜘蛛の巣顔にかぶれば
ソヴィエトで焚き火にあたっている少女大陸横断鉄道の窓
金魚鉢のふちで指 ....
なぜ飛ぶのなぜ生きてるのなぜ泳ぐのなぜ考えるのなぜ愛するの
寂しいと言って泣きたい寂しいと言って泣くから助けてほしい
コロッケの匂いわたしのふるさとの匂い都 ....
いやおうなく そめゆくのです あかくあかく あなたのなかの 薔薇のぶぶんが
あたしのこと かなしいもののしょうちょうと おもわないでよと 菊がいいます
せんせんせんげつにさいてた桜のき、き ....
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