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破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女


一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実


むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士


太陽のひかりときお ....
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
発音のやわさ/かたさの調節をするボリュームがぼくのウエポン


またおもちゃの階に止まらず去っていく ジョージ・ブッシュのエレベーターは


サッカリンキャラメルの色 後味を忘れた君とぼく ....
こんなにも切なく強く愛されし“愛しのレイラ”に妬ける夕暮れ

いつまでも男の子でいたい君。BORN TO BE WILD、背伸び、横顔

父と母、若かったころ聴いていたキャロルキングを私も君と ....
一瞬の美を知っちゃった君のする投資信託投資信託 関根悠介

☆未確認飛行物体一瞬の出来事でしたさよならでした(一瞬の) こもん

空に脚、描いて飛行す屋上で雀のなぞるわれの足跡(飛行) 守り手 ....
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
目を霞む薄く輝く月明かり 違うよこれはあなたの光



眩しくて もう眩しくて目を閉じた 貴方と月が区別できない

目を開けて 嗚呼どっちが愛しいんだっけ 嗚呼どっちも愛しいんだった ....
箱舟に大事なものを詰め込んでさあ逃げだそう僕らは罪人

嵐の夜沈む世界の直中でフォークを翳そう最後の晩餐

海底を覗いて沈んだ都市を見る僕らの楽園ここに終われり

暗闇を裂いて輝く星屑 ....
{引用=
文法がめちゃくちゃだから英語にはしてほしくない短歌でござる}




どうしても變態だからお魚になる直前の君とやりたい


アメイジン’グレイスの鳴る真夜中にペンから生まれ ....
青いものばかりあつめた僕達の歓声あおく響いた校舎


青色が好きな僕らは青色に好かれてもいる たとえば空の


上履きを脱いで廊下も授業中 ひたひた音楽ひんやり化学


教室で停電お ....
秋空は透き通るほど美しく手を伸ばしては溜息をつく 一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機


あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる


気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ


つま ....
水槽に知らない虫が湧いているそれはそれとして夏は過ぎゆく

六甲のおいしい水を買い占めてもうすぐ君は火星に帰る

部屋中の精密機器は引き出しへ理工学部の多田君が来る

雨上がり気付かず傘を ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
ヨークシャーテリアのくしゃみ。夏の風。塩素の匂い。嬌声。虹彩。



深い緑。蝶のような。蝶のような。流水。涼風。深い影。



内臓。ガラス瓶。牡丹。薔薇。迷走。精錬。製造番号。
 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文 ....
青空ではさんで食べる人間味サンドイッチは夜空の口に


教科書の意味を持たない言葉らが飛び立とうとする深夜のふるえ


君のことだけで育てたまっしろな花は胸ごと焦がして枯れた

 ....
恋を知り少女がひとり懐かしむ灰をかぶった安寧の日々


階段の踊り場の恋は吊り橋の上の恋よりまことしやかに


12時で魔法は解けて ここからは本気であなたを落としにかかる


ラン ....
耳をふさぐと雨は遠くの国みたい 目をふさぐのをためらいながら



台風の日だというのに 僕たちに降る風はもう諦めている



キャミソール の 裾 を破いてもう少し生 ....
「不思議だね、みんな死んだらいいのにね」ってビルの65階の夜景




もう少し待って 60年くらい経てばさみしさが死因で死ねる






{引用=6月、梅雨 ....
日に満ちた電車はそっと風になり火照ったほほをすりよせてゆく




夏に包まれた海の底の席で車掌が居眠りしつづけている




唇のはしからはじまる熱気にもあたたかないばら胸に ....
遠き田の隅に孤独は佇みて親しきわれの呼ぶ声を待つ


白きゆり手折る微々たるゆびさきの力でわれをあやむるおまえ


君が代をふたりで唄うさつまいも甘き田舎の夏の縁側


 ....
クラマーが向こうへ渡した細麺が途中で白地に置かれてしまう

轍からシド・サクソンを掘り出してポンプ修理が午後までになる

トイバーの潜り込む穴が増えすぎて逆に迷えばつま先伸びる

紫で曇っ ....
 定型に望みを賭ける
 形なきものにかたちを与えるように


 カメラ無し三脚立てて五歩下がり 
 瞼が切り取る秋の夕暮れ


 君のこと好きで好きで気が狂いそう
 君の字に宿る君の ....
風も木も滅びゆくときわれもまた等しく愛に抱かれて過ぎよ



降りしきる雨でおまえの声は途切 れ遠い異国である公衆電話


たった今、落ちた花びらだけ見えたった今見えなくなったただ風 ....
やわらかく青へと染まるリトマス紙わたしの愛も調べて欲しい

インドにはペンケースを踏む象がゐるそのかけらほどの愛が欲しいと

その好きは錯覚ですよと言いはなつ君の思いが春にまぎれる

 ....
ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で


消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた


きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣

 ....
忘れない根に持ちますよわたしは、と言う君みたいな雨のはじまり

残っている洗いざらしのTシャツに君が選んだセッケンの匂い

あたらしい季節へ線を引くような雨あがりの青い空とは

あおい ....
(RT会議室Aでの出来事)



暗い部屋AC機器のランプだけあたしじゃなくて窓を開けたの


新しい部屋は2人も入らないよ1.5人入れば充分


泣くだけのお部屋があるの地下五階 ....
乱反射している飛沫に映るきみ刹那に過ぎ行く夏のはじまり


六月を雨の季節とたとえれば花嫁たちのヴェールは時雨


水の中の八月だから転校すきみの街までクロールでゆく


ひたいから ....
こもんさんの短歌おすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宇宙葬前奏曲- 本木はじ ...短歌1505-10-13
殻ー(XXXI)- 本木はじ ...短歌1005-10-5
R18- ピッピ短歌405-10-5
MUSIC_LIFE- 一代 歩短歌2*05-9-30
現代詩フォーラム短歌部第二回いちごつみ歌会- ピッピ短歌605-9-27
茶の味- 美里和香 ...短歌10+*05-9-26
夜色- miky短歌205-9-24
ノアの夜逃げ- ゆみ短歌305-9-24
ジャパニーズ・ランドスケープ- ピッピ短歌8*05-9-18
青、空、青- ソマリ短歌12*05-9-16
九月- ゆみ短歌805-9-14
星屑ろんりねす- 本木はじ ...短歌1405-9-14
フラクタルとベクトルの相互不可侵性- シアン短歌1505-9-10
装飾の鹿- 本木はじ ...短歌1305-9-6
暗室。眼帯。- ふるる短歌9*05-9-2
アポロチョコ、青い月、雫する朝、筒の声。- 短歌13*05-8-31
自殺禁止(一日ミチル「ボールペンで書き出す短歌」によせて)- ピッピ短歌1105-8-30
ガラストゥ_ガラスヒール- ソマリ短歌13*05-8-10
- ピッピ短歌1305-8-5
なつ、青、ひかり- ピッピ短歌1705-7-22
あたたかないばら- はな 短歌15*05-7-21
転向。あるいは秋のいかづちの降る- 本木はじ ...短歌1205-7-12
非電源系短歌- 合耕短歌205-7-2
形なきものにかたちを与えるように- 渡邉建志短歌10*05-7-2
G- 本木はじ ...短歌1205-6-26
「恋とか愛とか」- たにがわ ...短歌305-6-14
六月は雨- 本木はじ ...短歌1705-6-9
初夏- たにがわ ...短歌505-5-25
部屋- ピッピ短歌605-5-20
EN_DLESS_SU_M_MER- 本木はじ ...短歌905-5-6

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