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男はもう何日も水を口にしておらず
這々の体で村へたどり着いた
中央の広場には煉瓦を組み合わせた立派な井戸があって
水がいっぱいに溢れていた
男が早速つるべで何度も水をくみ上げては
勢いよ ....
                      36時 @ハト通信

みどりいろの
じゅうたん
かぜがふくたび
いっせいになびく
たおれてしまわないのは
みえないところで
いっぽんずつ ....
                      24時 @ハト通信

あなたは得意げに
ハサミで細長く切った白い紙の
端と端を
一度捻ってから貼り合わせる
メビウスの輪
というのだそうだ ....
                      27時 @ハト通信

わたし
身体
三十三歳
黙って従ってりゃ
あっちだのこっちだの
いい加減なことばっかり
もうやめた
言うことなん ....
鳥が一羽
空から落ちてくる
土に叩き付けられる
首が奇妙な向きに折れ曲がる
ぼくは死体に歩み寄り
背負っていた麻袋を下ろす
鳥自身なにが起こったのか判っていない
証拠に
丸く目を見 ....
                      16時 @ハト通信

三時間目の授業のあいだに
校庭はすっかり小麦色に染まった
きなこみたいな粉つぶが降りしきるので
外の景色が霞んで見えなか ....
ふわりと風に持ち上げられて
風船はまた
地面に這いつくばる
いつの間にか
ずいぶん膨らんだ気がする

大きく息を吸って
ゴムの口に吹き込む
酸素と二酸化炭素の比率
だけが
中と ....
いわぼっけさんのアンテさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
井戸- アンテ自由詩7*03-8-13
おとをたてるのは- アンテ未詩・独白2*03-8-10
裏側- アンテ未詩・独白303-7-24
わたし- アンテ未詩・独白203-7-21
- アンテ自由詩203-7-13
授業- アンテ未詩・独白103-7-7
ぼくがいる証拠- アンテ自由詩15*03-4-4

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